潮騒の宝箱

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ヒメエビスガイ

ticaonicum.jpg

Calliostoma ticaonicum (A. ADAMS, 1851) ヒメエビスガイ
エビスガイ科 2003年1月 南部堺港揚がり 切目崎沖 水深50m エビ刺し網 9mm

模式産地:フィリピンTicao
分布:紀伊半島、喜界島(化石)、フィリピン、マレーシア

漁労屑から得たとても小さな可愛いエビスガイです。
本種の正式な本土からの記録はないのではないかと思います。
この名前で呼ばれている貝にはいくつかの種が含まれているように思えます。
当ブログではポッペ本の図版を信用したのですが…他のサイトではもっと螺肋が細かいものが確認出来ます。
生態写真を見るとソフトコーラルなどの刺胞生物の上にいるようなので、もしかしたらそれらを餌にしているのかも知れません。(ちなみにこの標本が得られた切目崎沖はソフトコーラルが豊富です。)

日本からは近縁種と思われるものにsimodense IKEBE, 1942 ハツカエビスガイとamamiensis (SAKURAI, 1994) アマミエビスガイが知られます。

*Calliostomatidae(THEELE, 1924) エビスガイ科は近年、Trochidae(RAFINESQUE, 1815) ニシキウズガイ科から分離されました

参考文献:
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅰ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
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