潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
潮騒の宝箱 TOP > スポンサー広告> 和歌山の貝 > ニッコウガイ科 > サクラガイ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

サクラガイ

hokkaidoensis.jpg
hokkaidoensis2.jpg

Nitidotellina hokkaidoensis (HABE, 1961) サクラガイ
  Syn: Tellina nitidula DUNKER, 1860
ニッコウガイ科 1984年8月 和歌山市 加太海岸 打ち上げ 22mm

模式産地:北海道小樽市忍路  *シノニムのnitidulaの模式産地は長崎県出島
分布:北海道南西部・津軽半島〜九州、朝鮮半島、中国沿岸、フィリピン
   *インドネシア、ニューカレドニアの分布記載もあるが本種かどうか疑わしい
   内湾の潮間帯〜水深80m 細砂底、砂泥底

かつては奇麗な内湾の砂浜ならどこでも見られたサクラガイ。
本種が好むアマモ場が開拓や水質汚染により激減したため、知らない間に見る事ができる場所がほとんどなくなりました。
これほど大型の個体を和歌山で現在確認するのは難しいかも知れません。
この標本を採集したのは高校2年生の頃、加太海岸には少し水に入って足で蹴れば生きたキサゴが出て来たり、フジナミガイやベンケイガイが打ち上げれていました。
今は見る影も無く、生物層が貧困になってしまっています。。
この頃はまだ大阪湾内の淡路島周辺でも打ち上げが多数確認出来る場所がありました。
その場所は淡路花博のため開拓されて人口の浜に代わってしまっています。

ちなみに日本海側はまだ保全された浜が多いかも知れませんが
本種に似てやや小型で橙色味の強い、iridella (MARTENS, 1865) カバザクラガイの方が多いです。
こちらはやや外洋向けの海岸に棲息します。

この貝の美しさは私の技術では写真で表現するのが難しいです><;
薄紅色に何とも言えない虹色の輝きがあるのですが…。

風吹けば
 花散る波の
  折るたびに
   さくら貝寄る  
    三島江の浦
       (西行法師)

 そんな美しい浜を少しでも残して行きたいですね。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
関連記事
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
この記事のトラックバック URL

プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

私の本
ウミウサギ 
-生きている海のジュエリー
コレクター目線とダイバー目線の両方からウミウサギの魅力を紹介した私の著書です。      ご覧頂ければ幸いです。    
カテゴリ
ナショナルジオグラフィック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QR