潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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アジロダカラ

ziczac.jpg

Palmadusta ziczac (LINNAEUS, 1758) アジロダカラガイ
  Syn: undata (LAMARCK, 1810)
タカラガイ科 2009年2月 南部堺港揚がり南部沖 水深30m エビ刺し網 18.5mm

模式産地:不詳
分布:房総半島・九州南西部、紀伊半島、奄美大島、沖縄、台湾、フィリピン、シンガポール、
   マレーシア、インドネシア、タイ、ソロモン諸島、フィジー、タヒチ、
   オーストラリア(ニューサウスウェルズ北部〜西オーストラリア)、紅海、スリランカ、
   アラブ首長国連邦、ソマリア、ケニア、タンザニア、チャゴス諸島、アルダブラ環礁、
   ザンジバル、セーシェル、レユニオン諸島、モーリシャス、マダガスカル、モザンビーク、
   南アフリカ(ダーバン)
   潮間帯〜水深30m 岩礁・サンゴ礁

オゴクダではlutea (GMELIN, 1791) カバホシダカラとともに打ち上げで得られますが遥かに少ない種で、生きたものはなかなか得られません。
かなり昔のオフ会時に友人が状態の良いのFD(フレッシュデッド、死んで間無しの新鮮な死殻のこと)を潮岬で得たのを見て羨ましく思っていましたが、数年後にエビ刺し網に掛かった生きたものを入手出来る機会に巡り会えました。
私的にとても美しく思っている好きなタカラガイの1つで、
独特なアジロ模様の帯が背面に3本入り、口側はカバホシダカラによく似ています。

日本及び周辺地域産軟体動物総目録や世界海産貝類大図鑑では近縁種のdiluculum (REEVE, 1845) スミナガシダカラガイが紀伊半島より南に産するとされていますが誤りだと思われます。
この種はインド洋西部の特産種です。
また改訂されているかどうか分かりませんが私の所有する世界海産貝類大図鑑 初版第1刷ではイチジクダカラの変異型と間違った記述がされています。(学名ではスミナガシダカラのフォーム)
一時期、スミナガシダカラの亜種やフォームとして扱われていた時もありますが全くの別種です。
本種とスミナガシダカラと同じような感じでカバホシダカラにもインド洋西部にはandroyensis BLÖCHER & LORENZ, 1999 アンドロダカラという対応するかのような近縁種があります

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅰ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
A GUIDE TO WORLDWIDE COWRIES(FELIX LORENZ JR・ALEX HUBERT)
世界海産貝類大図鑑(R. T. ABBOTT・S. P. DANCE:波部忠重・奥谷喬司訳)
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ついに
タカラガイ出ましたね~。
今後も楽しみにしてます。(^^)
[ 2013/09/05 18:44 ] [ 編集 ]
珍しいですね。
 この貝は、南紀で見つけるのは結構難しいですよね。死殻が打ち上がるポイントもかなり限られているような気がするし、ましてや今回のように確実な生貝の記録となると相当珍しいでしょうね。
 他の方々のHP等を拝見していると、死殻はむしろ関東方面の方が多いような印象を受けます(カバホシも…)。実際のところ、関東はじめ他の地域の状況はどうなんでしょうね。興味があります。それに、この種って潮間帯にはいるのでしょうか。いろいろ知りたいです。
 それにしてもいい標本ですねえ。
[ 2013/09/05 22:41 ] [ 編集 ]
ありがとうございます。
あさきちさん、
コメントありがとうございます^ ^
平日はなかなか更新が難しいです。。
書きたい事は色々あるんですが……。
宜しければリンクお願いしますね^ ^/

メダカラさん、こんばんは。
きつきつぼさんは逆にカバホシの生貝をゲットしてましたよね。
あれはあれで羨ましいですよね。
この2種は潮間帯にはいないように思えます。
バージェスのタカラガイの本等いくつか見て思った事は生態写真にアミコケムシの仲間が一緒に写っていることが多いように思えます。
もしかしたら、食物?
カイメン類ではなくコケムシを食物としているとなるとタカラガイの仲間では珍しいですね。
[ 2013/09/06 00:19 ] [ 編集 ]
沖縄では
Nさんがひとつだけ潮間帯でアジロ採集されてましたよ。

今回、串本でダイビングして感じたんですが、潮間帯じゃなくても
水深2~3mのところには必ずいると思います。
イボもサバもそのあたりから見つかってますよ。

両種とも確かに関東方面の方が多い気がしますね。

リンクはもう追加させていただいてますよ~。(^^)
[ 2013/09/06 06:27 ] [ 編集 ]
おはようございます。
あさきちさん、早速リンクありがとうございます^ ^

沖縄かぁ…沖縄は比較にならないですよぉ^ ^
言いたかったのは偶発的なものではなくです。
ハナビラダカラを例にあげると、和歌山と沖縄では生息環境が全く違いますよね?
和歌山では外洋の比較的波のよく当たる岩礁上、沖縄では波静かなラクーン内の隆起サンゴ礁上に多いように思えます。
変成岩、堆積岩、火山岩、隆起サンゴ礁…
地質が違うと生態が大きく異なってくるので、もちろん餌生物の棲む環境も異なります。
本土、小笠原、沖縄ではかなり生息環境が違うと思います。
[ 2013/09/06 07:03 ] [ 編集 ]
ありがとうございました。
 Mozuさん、あさきちさん、大変興味深い情報をありがとうございました。やはり様々な方から情報をお聞きするするのはとても楽しくて勉強になります。
 なるほど、アジロの生息環境は食物であるコケムシの生息状況に大きく左右されそうですね。コケムシはどちらかといえば潮下帯に多いと思うのでアジロ自体も分布の中心が潮下帯になるが、潮間帯(深いプール中など)にコケムシがいる場合もあり、そのような時には幼生さえたどり着けば生息できるんでしょうかねぇ(勝手に妄想してすみません…苦笑)いずれにしても面白いです。
 こちらにサンゴ礁はありませんが、波食台→ある程度どん深のポイント なんかは台風や寒波の後に潮下帯から波食台上にプレゼントがありますからね。
 採らぬ狸の… 期待しましょう(結局のところ拾えればどんな形でもいいです…笑)。
 
 
[ 2013/09/07 00:05 ] [ 編集 ]
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Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

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ウミウサギ 
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