潮騒の宝箱

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フジタギリ

fujitai.jpg
Cinguloterebra fujitai (OKUTANI & HABE, 1952) フジタギリガイ
タケノコガイ科  2004年3月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 漁労屑 水深60m 132.5mm

模式産地:不詳
分布:千葉県(館山)、紀伊半島、四国、九州、沖縄県、東シナ海、フィリピン
   水深60〜200m 砂礫底

和歌山のやや深いエビ刺し網ではお馴染みの貝でそれほど珍しい貝ではありませんが私的にはタケノコガイの仲間で最も美しく立派な貝だと思っています。
この貝が刺し網に掛かるのは大概、フタを網のテグスに巻き込んだり、ヤドカリが入って上がってくる事が多いです。

よく、近縁なpretiosa (REEVE, 1842) フトギリガイと同種と扱われる事が多かったですが現在は分けられる事が多いです。
フトギリは本種よりも生息深度が深く軟質底を好むようでトロール漁で得られ、フジタギリは少々のボロい個体でもクリーニングすれば光沢のある殻表をみせますがフトギリの方は殻質が違うのかワイヤーブラシで磨いたとしても光沢は出ません。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
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