潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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チグサガイ

japonicus.jpg
Cantharidus japonicus (A. ADAMS, 1853) チグサガイ
ニシキウズガイ科 チグサガイ亜科  2001年11月 御坊市 名田町 下楠井港揚がり 名田町沖 エビ刺し網 水深20m 16mm

模式産地:日本
分布:北海道南部・男鹿半島、紀伊半島、四国、九州
   潮間帯下部〜水深20m 岩礁の海藻上

海藻の間に珍しい貝ではなく、打ち上げでも普通に見られます。
本種は通常は10mm前半の小さな貝です。
昔から伊豆半島のテングサ漁で得られる個体は大型(20mm、更に30mmを超える物もあるとか…)になることで有名ですが、テングサ漁も衰退していると話を聞きますので現在はそのような個体が得られるのか知りません。
この標本は和歌山ではかなり大きい方だと思います。
生貝だと思われますが小舟の上に落ちてた物を拾った標本でフタは失われていました。

磯焼けが全国で進んでいる今、こういった海藻を生活の場所とする貝類の減少も懸念されます。

やや小型の色違いをhiliaris (LISCHKE, 1871) ミドリチグサガイと呼びますが単なるフォームだと思われます。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
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