潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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クマサカガイ

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Xenophora pallidula (REEVE, 1842) クマサカガイ
クマサカガイ科
 2006年11月 南部堺港揚がり 南部沖 水深150m 深海はえ縄 68mm
 2009年1月 南部堺港揚がり 南部沖 水深150m 深海はえ縄 63mm

模式産地:日本
分布:三陸沖・男鹿半島、紀伊半島、四国、九州、奄美大島、沖縄県、フィリピン、
   オーストラリア(ニューサウスウェルズ〜西オーストラリア)、南アフリカ
   水深50〜1500m 砂泥底、泥底

インド・熱帯西太平洋域の広範囲に分布し、深海性で棲息深度もかなり幅広いです。
トロールで得られる個体は付着物もとれて不完全なものが多いですが、図の標本はいずれも深海はえ縄のテグスにからんできたものでとても奇麗です。

クマサカガイの名前の由来は殻の背面に沢山の貝殻や小石を付着させた姿を平安時代の伝説の盗賊、熊坂長範が背中に背負った熊手や刺股などの七つ道具に見立てた物です。
この貝の面白い習性は二枚貝なら二枚貝、巻貝なら巻貝、石なら石と付着物をある程度揃え、しかも貝なら殻口を必ず上に向けて付着させます。これは外敵から身を守るカモフラージュと思われ、付着させた貝殻が死殻であるという認識をさせるためだと思います。(生息場所は貝殻の墓場のような場所なのでしょうね。)
貝を選んで付着させるものを貝類学者、石なら地質学者と呼びますが南部のはえ縄で得られる物は全て貝類学者です^ ^

この貝にはやや色づく物と白っぽいものの2タイプがあります。(図の2個体)
2個体目の上には深海性のガラス海綿が付着しています。
本種の殻の付着物の間には時折、Xenophorarca xenophoricola (KURODA, 1930) クマサカヤドリエガイやDeltaodon rubrotincta KURODA & HABE, 1958 アカフクマサカヤドリエガイが見られます。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
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クマサガイ
この貝は、急斜面の砂地底にいて、ころがってくる貝殻を身につけると、大山先生に聞いたことがあります。環境によって、付ける物が違ってきたり、不思議な貝ですね。
[ 2014/06/01 08:33 ] [ 編集 ]
いそちんさん、こんにちは^ ^

面白い話ですね。
この貝はどうやって自分の着ける物を選んでるんでしょうね。
また、今から着けるぞ!ってところを見てみたいですね。
海は本当にロマンでいっぱいです。
[ 2014/06/01 15:15 ] [ 編集 ]
土佐のトロールで場所に当たれば沢山採れますが、トロールだと殻の外れた個体が多いですね。
時間の経った標本は茶色ぽくなりますが、採れたてのものはチマキボラと同じで薄い紫色をしたものがあります。
特に亜成貝や成熟したての個体に薄紫のものが多いです。
この薄紫はすぐに色褪せて薄茶色に変わってしまいます。
[ 2014/06/01 16:04 ] [ 編集 ]
そうですね、はえ縄であれだけ頻繁に引っ掛かって来るってことは相当な数のクマサカがいるんでしょうね。
ですから、トロールで生息場所を曳くととんでもなく沢山掛かってくると思います。

薄紫の貝はあきらめですね^ ^;
特に印象に残るのはイボボラ……あの変わり様はショックですよ。
[ 2014/06/01 16:12 ] [ 編集 ]
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Author:Mozu
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