潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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エナガロウバイ

tanseimaruae.jpg
Nuculana tanseimaruae TSUCHIDA & OKUTANI, 1985 エナガロウバイ(タンセイエナガロウバイガイ)
シワロウバイ科 1997年4月 串本町 潮岬沖 水深550m ドレッジ採集 12mm

模式産地:紀伊水道 水深455〜492m 灰泥底
分布:房総半島、紀伊半島南部、鹿児島県串木野沖
   水深350〜750m 泥底

この種はかなり深い所に生息し、生息域が深海底引き網が曳く水深よりも更に深いためビームトロールやドレッジなどを使用する専門の船でないと採集出来ません。
*この標本は和歌山の有名な故永井誠二氏のドレッジによるものです。
以前、HPで記載した直後に皮肉で"こんな貝いくらでもいる"と記事にされていた方がおられましたが研究者でもない一般の人間にとっては手に入れ難い貝です。

種名は海洋研究開発機構(JAMSTEC)の海洋調査船淡青丸に因んだものです。
近海産図鑑ではロウバイ科としてひとまとめにされていた貝は現在はいくつかの科に分けられています。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
永井さんのドレッジは今となっては貴重な存在になってしまいました。
あの頃はどんな貝が手に入るか毎月ワクワクしていましたね。
永井さんより手に入った貝で私の持っている一番深い貝は水深700mのものですが、一時期水深1000m近くまでドレッジ採集されていたそうです。
1000mだと、ドレッジの上げ下げに時間がかかるそうで、1日に1~2回位しか曳網できず、それも、ドレッジの内容物は両手に一杯程度だそうです。
しかし、あの頃は楽しかったな~
[ 2014/04/29 03:11 ] [ 編集 ]
きつきつぼさん、こんばんは^ ^

私は実際に永井さんにお会いした事がないんですよね。
凄く悔いに残っています。

1000m以深(漸深層)になると生物の生産量は極端に減ります。
太陽の恩恵をほとんど受けなくなるからです。
出来る限り少量の食料で、出来る限り無駄なエネルギーを消費しないように動きも動きも緩慢になり、発光生物も減り色彩も赤か黒い生き物が増えて来ます。
貝の成長は遅く、小さく薄いのにとんでもなく長い年月を生きてるものもあります。

1000mから揚がって来た生物を見てみたかったです^ ^
大学を出ていたならJAMSTECで務めたかったと思うくらい私は深海に興味があります。
[ 2014/04/29 18:44 ] [ 編集 ]
永井さん
永井さんには、依頼した貝をピンポイントで採ってきてくれる技術と経験がありましたね。
[ 2014/04/30 08:34 ] [ 編集 ]
いそちんさん、こんばんは^ ^

ドレッジの獲物、見てみたかったですね。
[ 2014/04/30 22:17 ] [ 編集 ]
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