潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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ハグルマケボリ

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Crenavolva (Rotavolva) hirohitoi (CATE & AZUMA, 1973) ハグルマケボリガイ
ウミウサギガイ科 
     2003年2月 南部堺港揚がり、富田沖 水深30m 7mm
     2003年1月 印南漁港揚がり 切目崎沖 エビ刺し網 水深60m 5.5mm

模式産地:和歌山県 日ノ岬
分布:三浦半島、伊豆半島、紀伊半島、九州(大分県)、フィリピン、レユニオン諸島
   水深30〜150m トゲヤギ科(トゲヤギ属)

ウミウサギの仲間ではNo.1の美しさと言っても過言ではない貝で多くのコレクターの垂涎の種でもあります。
最近はアクアラングをする人も増え、情報も多くなりダイビングで観察される機会も増えたようですが依然として人気のある貝です。

この貝に憧れこの貝が欲しくて港に通い、なかなか手に入らなくてやっとの思いで手に入れた時は涙が出る程嬉しかったです。

私はこれを採集した年までずっと寒い時期に大型バイクで港に通っていて漁師さん達、特にその奥さん達に知られるようになりました。『兄ぃ、こんなに寒いのにまたバイクできたんか?』『早く暖まり』
漁師さんは大概最初は少し排他的な雰囲気があるのですが、一旦打ち解けると本当に家族のように扱ってくれて嬉しかったです。(みかんを山ほどもらったり、角の折れたイセエビを何匹ももらったり、ヒラメをもらったこともありました。嫁の世話話なんかもありました^ ^;)
下の図の標本が私の第一標本なのですが、私にために他に譲らず大切に置いていてくださいました。
帰りはバイクで小躍りしながら帰ったのを思い出します。

この標本を得てから立て続けに3個体入手したのは驚きましたが、巡り合わせとはそんなものなのかも知れませんね。
港で通算7個体得ただけですが、漁労屑入れの篭の下の"粉"(細かい砂など)を持ち帰り丹念に探せばもっと見つかると思います。(それほど現場では見逃しやすい大きさの貝なのです。)

この貝は南部の漁師さん達は『100番』と呼んでいます。
それはTHE VELIGER Vol.15A Systematic Revision of the Recent Cypraeid Family Ovulidae(CRAWFORD NEILL CATE:1973年)の中に100番目に記載されていて、この貝を所望する港に通うどなたかがそれを見せたのが始まりらしいです。

小種名は海洋生物学者でもあらせられた昭和天皇陛下(裕仁)に献名されたものです。
名に恥じない素晴らしい貝ですね。

参考文献:
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS(Guido T. Poppe著)
ウミウサギ -生きている海のジュエリー(飯野 剛・監修:高田良二・生態写真:高重 博)
The living Ovulidae(Felix Lorenz, Dirk Fehse著)
Catalogue and bibliography of the marine shell bearing mollusca of Japan(肥後俊一・Paul Callomon・後藤芳央 共著)
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いい思い出♪
[ 2014/03/17 00:28 ] [ 編集 ]
そだね、良い思い出です^ ^
翌年の事故の時はほんと世話になりました_ _

ところでVIVAちゃんMLちゃんとみてる?
[ 2014/03/18 00:05 ] [ 編集 ]
和歌山の漁師さんたちは本当に貝の価値をご存じですね。
ハグルマなどの微小種を漁労屑の中から見つけ出して取り置き、蒲江では
考えられません、先日も10mm近いカブトケボリが踏みつぶされていました(笑)
[ 2014/03/20 10:06 ] [ 編集 ]
juliidaeさん、こんばんは^ ^

昔から高知と並んで激戦区ですからね^ ^;
最近ではそのような光景は見れないかも知れませんが、網干場の下にある細かいゴミの中から子供達に見つけさせて小遣い稼ぎをさせてる方もいらっしゃいました。
小箱一杯に集められたウミウサギ類はとてもありがたかったです。
[ 2014/03/20 23:16 ] [ 編集 ]
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Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

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ウミウサギ 
-生きている海のジュエリー
コレクター目線とダイバー目線の両方からウミウサギの魅力を紹介した私の著書です。      ご覧頂ければ幸いです。    
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