潮騒の宝箱

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マボロシキヌヅツミ(仮称)

longirostris1.jpg
longirostris2.jpg
longirostris3.jpg
Calcarovula longirostrata (G. B. SOWERBY I,1828) マボロシキヌヅツミガイ(仮称)
ウミウサギガイ科 2003年4月 南部一本松港揚がり 白浜沖 ヒラメ刺し網 水深120m 62mm

模式産地:土佐柏島沖 水深91〜128m
分布:紀伊半島、四国(土佐沖)、九州(大分県)、フィリピン
   水深50〜130m

私の著書、ウミウサギ -生きている海のジュエリー(飯野 剛・監修:高田良二・生態写真:高重 博)でもふれていますが
ツリフネキヌヅツミに使用されている学名、longirostrataの元記載のSOWERBYのイラストの貝には一般に言うツリフネには見られない黄色い模様があります。(同書での産地 "切目崎"は誤りです。)
図示した貝が本物の"longirostrata"だと思われ、ツリフネキヌヅツミとはかなり雰囲気の異なる貝で全く別物であると思います。(仮名をつけておきました。)
しかも、非常に稀で通常のツリフネキヌヅツミよりも深所に産します。
私が知っているだけで、この標本以外で4個体、1つは友人の不如帰さん、The living Ovulidae(Felix Lorenz, Dirk Fehse著)のPlate161の7、大分県産貝類目録・図譜(濱田 保著)のPlate22のG1379のダイオウキヌヅツミとなっているもの、などなど(あと1個体はここでは明かせません。)

またツリフネキヌヅツミの和名が与えられた貝はロレンツ氏が命名したildiko LORENZ, 2006と同物だと思われますが、学名の優先権などを考えるとlongirostrataの異名になっているbirostris CERNOHORSKY, 1971かvirgo AZUMA,1974 オトメキヌヅツミを復活させる必要があるかも知れません。
ちなみにThe living Ovulidae(Felix Lorenz, Dirk Fehse著)ではツリフネキヌヅツミの図版は混乱しているように思えます。

参考文献:
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS(Guido T. Poppe著)
ウミウサギ -生きている海のジュエリー(飯野 剛・監修:高田良二・生態写真:高重 博)
The living Ovulidae(Felix Lorenz, Dirk Fehse著)
大分県産貝類目録・図譜(濱田 保著)
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今更なんですが。
当HPに最近出したのは果たしてこれなのかどうか…?今度オフ会でも現物を是非見てくださいませ。

http://www.geocities.jp/cowriefan/ovula_004.htm

Poppeさんとこのオークションものですが(その後もう一つ似たような感じの個体が出てました)データはフィリピンってとこ以外はもしかして眉唾なのかも?…でも、T重さんが外套膜写真を撮られているならこの深さもありなのか?兎はまだまだ未知の世界が多いなあ…。あのお方の見解も是非伺いたいところですが。半酔いなので脈絡なくてすみません。

[ 2014/03/24 22:20 ] [ 編集 ]
雉猫さん、こんばんは。
写真の下の個体はまさしくですね^ ^
あの模様はもちろん、妙に角が立つのが特徴です。
あとツリフネほど反らないですね。
[ 2014/03/24 23:13 ] [ 編集 ]
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Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

私の本
ウミウサギ 
-生きている海のジュエリー
コレクター目線とダイバー目線の両方からウミウサギの魅力を紹介した私の著書です。      ご覧頂ければ幸いです。    
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