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潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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キンギョガイ

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Nemocardium bechei (REEVE, 1847) キンギョガイ
ザルガイ科 キンギョガイ亜科  2001年12月 印南漁港揚がり、切目崎沖 エビ刺し網 水深40m 65mm

模式産地:フィリピン
分布:房総半島、紀伊半島、四国(土佐沖)、山口県北部、九州西岸、韓国、フィリピン、オーストラリア北部
   水深10〜70m 砂底

漁港に通いだした頃はエビ刺し網に掛かった本種を漁師さんが木箱や発泡スチロールの箱にいっぱい持っていたものです。
いつ頃からだったでしょうか、本種はほとんど見る事が出来なくなりました。。
近年、貝だけでなく漁師さんが狙う魚やエビも色々な要因で激減し、漁港はとても寂しくなりました。
『あにぃ、金魚はいらんか?』
懐かしいですね。。戻るなら戻って欲しいです。
この貝は私の最も好きな二枚貝の1つです。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅳ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
関連記事
[ 2013/11/19 23:59 ] 和歌山の貝 ザルガイ科 | TB(0) | CM(9)
いい貝ですね。
 今晩は。今夜もよく冷えますね。
 キンギョガイは私も好きな貝の一つです。理由ははっきり言えませんが、何かいい感じです(笑)。
 それとこの仲間のギンギョガイが打ち上げで打ちあがる浜を何ヶ所か知っているのですが、この種はキンギョガイよりも生息深度が浅いのでしょうか?昔から不思議に思っていることの1つです。
[ 2013/11/21 23:25 ] [ 編集 ]
他のブログとかでもギンギョを打ち上げで拾ったって話を何度か読んだ事がありますから、そうなのかも知れませんね。
(キンギョの打ち上げは知らないですね)
ギンギョはキンギョと違って生きたものはなかなか手に入らないですね。。
今はキンギョすら手に入らないですが^ ^;

何か日本人の感覚をくすぐる良い貝ですよね。
[ 2013/11/21 23:47 ] [ 編集 ]
追伸
メダちゃんに聞きたい事があったんだ、
前に白浜周辺で漁り火した場所、浜の名前教えて頂けませんか?

もう一つ、同じく白浜周辺?で昼間一緒に採集に行った場所も教えて欲しいです。
(同じ場所でイソハマグリやメダちゃんが形の良いカモンを採ったって行ってた所。)
更に、前に頂いた、コウダカタマキビ、ハナガスミカノコの産地も出来れば^ ^;
コメで書き難い場合はメールでもO.Kです。
[ 2013/11/21 23:51 ] [ 編集 ]
ビカリヤ
キンギョもギンギョも串本の打ち上げでたまに見る事はあります。
さすがに両殻は見た事ありませんが…
5~6センチほどのサイズはどちらもありそうなので、荒れ後に間違って打ちあがらないかと…
どちらも好き系2枚貝なので、両殻そろい欲しいです!

それともあの2種、半化石なのかなぁ…
他に、ロウソクイモなんかも時々上がっていましたが、あれも半化石なんじゃないかと思い始めております。
[ 2013/11/22 01:45 ] [ 編集 ]
ありがとうございました。
 今晩は。今夜もよく冷え込んでいますね。
 Mozuさん、ビカリヤさん私の質問にお答え頂きありがとうございました。
 そうですか。堺ではもうキンギョがとれませんか。寂しいですね。
 串本ではキンギョまでもが打ちあがるんですか。 
 確かに私がギンギョを見つけた時も、台風が通過してしばらくたった後の場合がありました。大波が、普段は打ちあがらないような深さの貝をドレッジしてくるのかもしれませんね。
 ロウソクイモ、私の持っているものはどれも浚渫からのものです。確かに現在も和歌山に生息しているのか??です。おなじくリュウキュウバカガイなんかも浚渫ではたくさん見つかるのに純粋な打ち上げでは最近見たことがないです。橋杭のものは浚渫のなごり?現生?単に網にも掛からず、かつ打ちあがりにくい深さや環境に棲んでいるからなのかそれとも、生息できるような環境が減ったのかその他何か原因があるのか知りたいです。

 Mozuさん、白浜の産地に関しては複数個所行っているので、どのポイントなのか絞り込むために、直接お聞きして確認したいことがいくつかあります。仰られているイソハマやカモンは白浜ではないと思います。近々連絡させていただきます。夜は大丈夫ですか?
 
 
[ 2013/11/22 21:48 ] [ 編集 ]
ピカリヤさん、こんばんは^ ^
キンギョ打ち上げあるんですね〜みたことないです><
両殻採れるといいですね。(網のものなら余品が残ってるかも知れませんが…)

ロウソクガイは堺揚がりのかなり大きな生貝標本をもっています。
確か、田辺湾内のものだったと思います。

メダちゃん、
23時前後なら確実にいると思います^ ^
よろしくです。

和歌山産のリュウキュウバカガイはあの時の浚渫の標本しか持ってません;
(ダイミョウガイと同産地の)
[ 2013/11/23 00:46 ] [ 編集 ]
南に行けば、素潜りしていてギンギョの合弁個体(死殻)を見ることはあるにはありますよ。たった一度ですが、生きているものを踝より少し上まで海に入って採取したことが。夢のような一瞬でした。
キンギョは深いのだと思います、素潜りで出会ったことはありません。
[ 2013/11/23 10:09 ] [ 編集 ]
ありがとうございました。
 今晩は。
 Mozuさん、あの時の浚渫物は面白かったですねえ。あのようなチャンスは滅多にないでしょうね。それもポイントが良かった。私はあそこからイボヨフバイを見付けてびっくりしたのを覚えています。

 リキシマンさん
 貴重な情報をありがとうございます。それにしても羨ましすぎる経験です。仰る通り夢のようですね。私も死殻でいいからそのような光景に遭遇してみたいです。
[ 2013/11/23 20:54 ] [ 編集 ]
リキシマンさん
凄いですね〜、そんな深さでもいるんですね;
そりゃ、夢のような一瞬だというのがうなづけます。
確かにギンギョはキンギョよりも浅そうなイメージがあります。
生貝を得たのも富田の網からでした。

メダちゃん、
さっきは長電話どもでした^ ^;
あの浚渫砂面白かったよね^ ^
イボヨフバイはびっくりですね。。
[ 2013/11/24 01:26 ] [ 編集 ]
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Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

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