潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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カザリガンゼキ

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Chicomurex elliscrossi FAIR, 1974 カザリガンゼキボラ
アクキガイ科 アクキガイ亜科  
 2006年1月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深70m 72mm
 2005年1月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深50m 74mm
 2009年1月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深50m 80mm

模式産地:和歌山県
分布:房総半島、伊豆半島、紀伊半島、四国(土佐沖)、九州西岸、沖縄県、台湾
   *日本固有種と言って良いと思います。
   水深30〜150m 岩礁

コセンジュと並んで和歌山県西岸のエビ刺し網ではおなじみの貝で、他地方では少なく和歌山県を代表する貝と言っても過言ではありません。
独特な風格を持ち、大好きな貝です。

棲息水深は文献などに書かれているよりもずっと浅い所で見られます。
一番多いのは水深40〜60m付近まででコセンジュガイと共に混獲され、
70〜80m以深には本種に代わってsuperbus (SOWERBY, 1889) オガサワラガンゼキボラが多くなり、こちらはcnissodus (ETHYME, 1889) シロガンゼキボラと共に混獲されます。(分布の中心は100m以深)
下楠井や上野、印南の漁港ではあまり見た記憶がないので切目崎よりも南部沖〜田辺湾に分布が集中しているようです。

幼い頃、冷凍タコの解体工場で得た西アフリカ産のHexaplex angularis (LAMARCK,1822)トガリガンゼキボラを本種だと思い込んでいた頃が懐かしいです。
ですから、初めて港で本物の本種を入手したときは本当に感動しました。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
世界海産貝類大図鑑(R. T. ABBOTT・S. P. DANCE:波部忠重・奥谷喬司訳)
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