潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
潮騒の宝箱 TOP > フデシャジクガイ科

ナガトゲコウシツブ

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Veprecula gracilispira (E. A. SMITH., 1879) ナガトゲコウシツブ(トウガタコウシツブ)
フデシャジクガイ科 1994年12月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 19mm

模式産地:玄界灘 水深60m
分布:相模湾・佐渡島、能登半島、紀伊半島、四国、九州
   水深30〜130m 砂底

本種は先に紹介したsecta (G.B. Sowerby II, 1870)に近いものだと思いますが多くの文献では本属に仮所属にしています。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

カスリマンジ

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Kuroshiodaphne subula (REEVE, 1845) カスリマンジガイ
フデシャジクガイ科  1997年1月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深40m 16mm

模式産地:フィリピン コレヒドール島
分布:相模湾・佐渡島、能登半島、紀伊半島、瀬戸内海、四国、九州、フィリピン、ニューカレドニア
   水深10〜50m 砂底

若干、口の出来上がりが甘い個体です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

ナンヨウフデシャジク

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Daphnella sandwicensis PEASE, 1860 ナンヨウフデシャジクガイ
フデシャジクガイ科  1979年12月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 打ち上げ 7mm

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、奄美大島、沖縄県、フィリピン
   潮下帯〜水深40m 転石地

この標本はkudamakiさんからの頂き物です。
採集年みたらkudamakiさんのオゴクダでの歴史を伺えますね^ ^;

この属では少し異質な雰囲気のある貝です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)

ニヨリフデシャジク

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Daphnella reeveana (DESHAYES, 1863) ニヨリフデシャジクガイ
フデシャジクガイ科  2006年8月 串本町 上浦 打ち上げ 6mm

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、奄美大島、沖縄県、マーシャル諸島、熱帯インド・西太平洋
   潮間帯下部〜水深20m 砂底、転石下

上浦の南端、アンドの鼻に近い場所で打ち上げ採集しました。
近海産図鑑には奄美以南になっていますが和歌山からの記録があるのか分かりません。
以前はHemidaphne属に含められていましたがDaphnella属の異名になっています。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

チチジマコウシツブ

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Pseudodaphnella bernardi (BRAZIER, 1876) チチジマコウシツブ
フデシャジクガイ科  2012年7月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 打ち上げ 5mm

模式産地:不詳
分布:房総半島、紀伊半島、四国、山口県(萩)、九州、小笠原諸島、熱帯インド・西太平洋
   潮間帯下部〜水深20m 砂礫底、サンゴ砂地の転石下 

やや透明感のある白い地色に褐色の斑点が並び縫合下に褐色の帯びが出る前述のcentrosa (PILSBRY, 1904)とは異なります。
外唇が肥厚し、殻頂部が褐色に染まる点からtincta (REEVE, 1846) クロフコウシツブとは区別出来ると思います。

私はオゴクダで打ち上げ採集する時、大型で目立つ種を手に入れるよりも本種のような微小種を手に入れた時の方が嬉しいです^ ^

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

Pseudodaphnella centrosa (PILSBRY, 1904)

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Pseudodaphnella centrosa (PILSBRY, 1904)
フデシャジクガイ科  2004年12月 印南漁港揚がり 切目崎沖 エビ刺し網 水深60m 5mm

模式産地:小笠原諸島 母島
分布:紀伊半島、小笠原諸島

日本及び周辺地域産軟体動物総目録ではPseudodaphnella tincta (REEVE, 1846) クロフコウシツブの異名としていますが模式図のCatalogue and bibliography of the marine shell bearing mollusca of Japanを見る限りではbernardi (BRAZIER, 1876) チチジマコウシツブに近い種のように思えます。

参考文献:
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
Catalogue and bibliography of the marine shell bearing mollusca of Japan(肥後俊一・Paul Callomon・後藤芳央 共著)

Veprecula secta (G.B. Sowerby II, 1870)

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Veprecula secta (G.B. Sowerby II, 1870)
フデシャジクガイ科  2003年12月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深60m 14mm

模式産地:中国
分布:紀伊半島、中国

ハリコウシツブ属の不明種です。
かなり特徴がはっきりしているのに手元の文献では名前が分かりません。

今まで2個体採集しています。

追記:2015年6月20日
sp.としてましたが名前が判明しましたので上記に訂正しました。
「和歌山県の貝」(池辺進一著 2008年)ではVeprecula elegantissima (SCHEPMAN1913) ユウガトゲコウシツブとなっているものと同じだと思われますが実態がはっきりしませんのもう1度、詳しく調べたのですが本種に当てはまる模式図を見つけました。(http://www.gastropods.com/9/Shell_44289.shtml
ただし、Tritonoturris属に入れられていますが、この貝はどう見てもVeprecula属の貝だと思いますので属名だけ変えています。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
Catalogue and bibliography of the marine shell bearing mollusca of Japan(肥後俊一・Paul Callomon・後藤芳央 共著)

Veprecula asperulata (E. A. SMITH, 1882)

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Veprecula asperulata (E. A. SMITH, 1882)
フデシャジクガイ科  2007年4月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深50m 7mm

模式産地:日本もしくはペルシャ湾
分布:紀伊半島

和名のないハリコウシツブ属の種です。
arethusa (DALL, 1918) ハリコウシツブに似ますが、こちらはもう少し膨らみが強く、螺肋と縦肋が格子状の升目は本種よりも粗いです。

参考文献:
Catalogue and bibliography of the marine shell bearing mollusca of Japan(肥後俊一・Paul Callomon・後藤芳央 共著)
プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

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ウミウサギ 
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カテゴリ
ナショナルジオグラフィック
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