潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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ハヤシグルマ

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Heliacus asteleformis (POWELL, 1965) ハヤシグルマガイ
  Syn: hayashii SHIKAMA, 1970
クルマガイ科 2000年1月 南部堺港揚がり 岩代沖 ヒラメ刺し網 水深100m 9mm

模式産地:ニュージーランド北部
分布:遠州灘、紀伊半島、ニュージーランド北部
   水深20〜100m 砂底 

比較的珍しい貝で深場の漁労屑の中から見つけました。
この仲間はスナギンチャク類を餌としますが、恐らく同じ場所から得られるヤドカリの入った貝殻上に群生するEpizoanthus ramosus CARLGREN, 1936 ヤツマタスナギンチャクがホストなのではないかと思います。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

コンペイトウナワメグルマ

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Heliacus turritus BIELER, 1987 コンペイトウナワメグルマガイ
クルマガイ科 1980年12月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 打ち上げ 4.5mm

模式産地:不詳
分布:八丈島、紀伊半島、九州(大分県)、フィリピン、南西インド洋
   潮下帯〜水深100m 砂礫底

この標本はkudamakiさんからの頂き物です。
日本では浅いところから得られるようですが、フィリピンでは深いところから得られるようです。
近似の種がいくつか知られています。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅲ(GUIDO T. POPPE著)

ワダツミナワメグルマ

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Granosolarium gemmiferum BIELER, 1993 ワダツミナワメグルマガイ
クルマガイ科 2003年1月 南部堺港揚がり 切目崎沖 ヒラメ刺し網 水深120m 8.5mm

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、奄美大島沖、レユニオン諸島、ケルマディック諸島
   水深120〜400m 砂底

この標本は深所に棲息するヒトデ、Ctenopleura fisheri HAYASHI, 1957 ニセモミジガイの胃腔内から採集しました。
かなり珍しい種だと思うのですが和歌山からの記録はあるのでしょうか?
ヒトデは貪欲で、貝を丸呑みにして食べるので網に掛かり難い小型の貝や二枚貝の採集にヒトデの胃腔採集は必須です。
フタは虫状です。(画像の右上)

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)

マキミゾグルマ

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Architectonica maxima (PHILIPPI, 1844) マキミゾグルマガイ
クルマガイ科 2009年3月 由良町 白崎沖 マンガン漁 水深60m 70mm

模式産地:不詳
分布:房総半島、山口県北部(見島沖)、紀伊半島、四国、九州、熱帯インド・西太平洋
   水深10〜100m 砂底

底引き網などでは珍しい貝ではありません。
浅海の砂底に棲む刺胞毒が強い大型のイソギンチャク、Dofleinia armata WASSILIEFF, 1908 スナイソギンチャクの体液を吸って生きているようです。

追記:勘違いで当初はtrochlearis (HINDS, 1844) クルマガイとしてましたが同定ミスに気付きましたので上記に変更させて頂きます。
なお、クルマガイやgualtierii BIELER, 1993 フカミゾグルマガイ、taylori (HANLEY, 1862) シャムグルマガイ(シロフグルマガイ、ニヨリマキミゾグルマガイ)も同所的に産します。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

私の本
ウミウサギ 
-生きている海のジュエリー
コレクター目線とダイバー目線の両方からウミウサギの魅力を紹介した私の著書です。      ご覧頂ければ幸いです。    
カテゴリ
ナショナルジオグラフィック
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