潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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チョウジガイ

philippiana1.jpg
philippiana2.jpg
Mormula philippiana (DUNKER, 1860) チョウジガイ
  Syn: daibutu NOMURA, 1938、pseudorex NOMURA, 1936、rissoina A. ADAMS, 1863、
     tobisimensis NOMURA, 1938

トウガタガイ科
 2002年8月 御坊市 名田町 上祓井戸 打ち上げ 13.5mm
 2002年10月 御坊市 名田町 上祓井戸 打ち上げ 12mm

模式産地:長崎市 出島
分布:房総半島・男鹿半島、紀伊半島、瀬戸内海、四国、九州、奄美大島、沖縄県
   潮間帯下部〜水深20m 礫底、砂礫底

場所によっては珍しい貝ではないようで、図の標本を採集した時は多数拾えました。
刺し網で生きたものも採集した事があります。
模様があったりなかったりバリエーションがありますが本科の種の中では特徴のはっきりした分かりやすい貝です。


参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
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イモガイクチキレモドキ

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Boonea okamurai HORI & OKUTANI, 1996 イモガイクチキレガイモドキ
トウガタガイ科 2004年12月 印南漁港揚がり 切目崎沖 エビ刺し網 水深70m 3mm
 ※lischkeanus WEINKAUFF, 1875 オカモトイモガイ(リシケイモガイ)に寄生

模式産地:紀伊
分布:伊豆大島、八丈島、紀伊半島、四国(高知県 柏島)
   潮間帯下部〜水深70m Conus lischkeanus WEINKAUFF, 1875 オカモトイモガイ(リシケイモガイ)、C. sazanka SHIKAMA, 1970 サザンカイモガイ、C. flavidus LAMARCK, 1810 キヌカツギイモガイの殻口に寄生

本種はイモガイ類の殻口上部に繭のようなものを作って寄生します。
個体によってはおびただしい数が寄生し、そのため殻の成長を阻害するのか本種に寄生されたイモガイは上部が奇形になった個体が多く思えます。
私は今まで潮間帯のキヌカツギイモや深いところから刺し網で掛かったオカモトイモに寄生しているのを確認しています。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

コゲチャチビクチキレ

cinnamonea.jpg
Tibersyrnola cinnamomea (A. ADAMS, 1863) コゲチャチビクチキレガイ
トウガタガイ科 2014年7月 串本町 上浦 打ち上げ 6.5mm

模式産地:紀伊大島
分布:三陸・男鹿半島、但馬沖、銚子沖、紀伊半島、瀬戸内海、四国、九州北西岸
   水深10〜140m 砂泥底

上浦から持ち帰った砂の中から見つけました。
この仲間の中では同定しやすい種で強い光沢を持ち奇麗な茶色をしています。

この写真ではやや分かりやすいですが、トウガタガイの仲間は異旋類と呼ばれ胎殻が通常巻きではなく縦巻きになっています。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

ヤセクチキレ

serotina.jpg
Tibersyrnola serotina A. ADAMS, 1863 ヤセクチキレガイ
トウガタガイ科 2009年3月 由良町 白崎沖 水深70m マンガン漁 4mm

模式産地:長崎県 鷹島
分布:三陸・能登半島、房総半島、紀伊半島、瀬戸内海、四国、九州
   潮間帯下部〜水深70m 砂泥底

この仲間は似た種が多く同定が非常に難しいです。

トウガタガイ科は軟体動物で恐らく最も種数の多いグループですが大半の種が微小種で構成され、環形動物や軟体動物の他の種に依存する種が多く全世界の海洋に産します。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

マキモノガイ

dianae.jpg
Leucotina dianae (A. ADAMS in H. & A. ADAMS, 1853) マキモノガイ(マキギヌガイ、コマキモノガイ)
  Syn: gigantea DUNKER, 1877
トウガタガイ科 2010年5月 海南市下津町 沖ノ島沖 マンガン漁 水深40m 19mm

模式産地:日本
分布:三陸沖(大槌湾)・佐渡島、房総半島、志摩半島、紀伊半島、瀬戸内海、四国、山口県北部、九州
   朝鮮半島
   内湾の潮間帯下部〜水深300m 砂泥底

本種やAmathina tricarinata (LINNAEUS, 1767) イソチドリガイは一時期、イソチドリガイ科という別科に置かれましたがトウガタガイ科に包含するのが妥当と思われます。

ハボウキ科の二枚貝の体液を吸うらしいです。
本種も生貝の記録が少ない種です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
干潟の絶滅危惧動物図鑑(日本ベントス学会編)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

タケノコクチキレ

acus.jpg
Pyramidella acus (GMELIN, 1791) タケノコクチキレガイ
トウガタガイ科 2006年8月 田辺湾 瀧内 潮間帯 アマモ場 37mm

模式産地:不詳
分布:志摩半島、紀伊半島、四国、九州、奄美大島、沖縄県、フィジー、フィリピン、紅海、タンザニア、
   セーシェル諸島、モーリシャス、マダガスカル
   潮間帯下部〜水深20m アマモ場周辺の砂底

微小で同定の難しい種が多い本科では最大でまず間違えることのない種です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

チャイロクチキレ

brunea.jpg
Colsyrnola brunnea (A. ADAMS in H. & A. ADAMS, 1853) チャイロクチキレガイ
トウガタガイ科 2002年8月 御坊市 名田町 上祓井戸 打ち上げ 15mm

模式産地:紀伊大島
分布:房総半島・男鹿半島、紀伊半島、瀬戸内海、但馬沖、四国、九州北西岸
   水深5〜30m 砂泥底、砂礫底

クチキレガイ科は恐らく貝類で最も種数の多い科ではないでしょうか?
(分類表を自作しましたが……国産だけでも種類の多さに疲れました……。。Adamsさん凄いです。。)
その大半は1cm未満の微小種で、特徴が少なくお互い似た種が多く同定が難しいです。
その中でも本種は大型で分かりやすくて良いです^ ^;
(この年の上祓井戸の打ち上げは本当に面白かったなぁ…。)

この仲間は他生物(特に環形動物、軟体動物)に寄生して生活します。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

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ウミウサギ 
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コレクター目線とダイバー目線の両方からウミウサギの魅力を紹介した私の著書です。      ご覧頂ければ幸いです。    
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ナショナルジオグラフィック
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