潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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シロオビキリガイ

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Triplostephanus hoaraui (DRIVAS & JAY, 1988) シロオビキリガイ
タケノコガイ科 2006年2月 印南漁港揚がり 切目崎沖 エビ刺し網 水深70m 52mm

模式産地:レユニオン島
分布:紀伊半島、四国(土佐沖)、小笠原諸島、フィリピン、レユニオン島
   水深25〜200m 砂底

少ない貝のようで、これまで採集したのは同時に得た2個体だけです。
純白のキリガイです。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

シロフタスジギリ

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Myurella columellaris (HINDS, 1844) シロフタスジギリガイ
  Syn: carnicolor PRESTON, 1908
2009年7月 串本町 上浦 潮間帯下部 岩礫地 54mm

模式産地:フィジー諸島 Suva
分布:伊豆諸島、紀伊半島、奄美大島、沖縄県、東シナ海、フィリピン、
   オーストラリア(クイーンズランド州)、紅海、モーリシャス
   潮間帯下部〜水深50m 岩礁周辺の砂底

nebulosa (G. B. SOWERBY I, 1825) シュマダラギリガイと非常に良く似ていて間違って紹介していましたがkudamakiさんに教えて頂きましたので改めて紹介させて頂きます。
本種の方が白紋と朱色の部分がはっきり分かれるようです。
(近海産の図は逆?)

この個体はオフ会時に友人の雉猫さんが採集したものを頂いた標本です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

フジタギリ

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Cinguloterebra fujitai (OKUTANI & HABE, 1952) フジタギリガイ
タケノコガイ科  2004年3月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 漁労屑 水深60m 132.5mm

模式産地:不詳
分布:千葉県(館山)、紀伊半島、四国、九州、沖縄県、東シナ海、フィリピン
   水深60〜200m 砂礫底

和歌山のやや深いエビ刺し網ではお馴染みの貝でそれほど珍しい貝ではありませんが私的にはタケノコガイの仲間で最も美しく立派な貝だと思っています。
この貝が刺し網に掛かるのは大概、フタを網のテグスに巻き込んだり、ヤドカリが入って上がってくる事が多いです。

よく、近縁なpretiosa (REEVE, 1842) フトギリガイと同種と扱われる事が多かったですが現在は分けられる事が多いです。
フトギリは本種よりも生息深度が深く軟質底を好むようでトロール漁で得られ、フジタギリは少々のボロい個体でもクリーニングすれば光沢のある殻表をみせますがフトギリの方は殻質が違うのかワイヤーブラシで磨いたとしても光沢は出ません。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

チビタケノコ

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Terenolla pygmaea (HINDS, 1844) チビタケノコガイ
タケノコガイ科  2001年8月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 打ち上げ 7mm

模式産地:インドネシア マラッカ海峡 34m
分布:八丈島、伊豆半島、紀伊半島、九州西岸、奄美大島、沖縄県、クック諸島、フィリピン、セーシェル諸島
   潮間帯下部〜水深30m 岩礁、砂底

台風後のオゴクダで採集した標本です。
あまりに小型で一見してタケノコガイの仲間とは思えない貝です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

テラマチトクサ

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Duplicaria teramachii BURCH, 1965 テラマチトクサガイ
タケノコガイ科 2005年11月 印南漁港揚がり 切目崎沖 エビ刺し網 水深60m 38.5mm

模式産地:土佐湾沖 水深140m
分布:紀伊半島、四国(土佐沖)、奄美大島、小笠原諸島、ソロモン諸島、ニューカレドニア
   水深60〜200m 砂底、砂礫底

kudamakiさんのお話ではかなり珍しい貝のようです。
今まで1度だけの採集です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

シュマダラギリ

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Myurella nebulosa (G. B. SOWERBY I, 1825) シュマダラギリガイ
タケノコガイ科 
2002年12月 御坊市 名田町 下楠井港揚がり 名田町沖 エビ刺し網 水深30m 52.5mm

模式産地:ソロモン諸島 Honiara
分布:房総半島、相模湾、紀伊半島、山口県北部、九州西岸、奄美大島、沖縄県、フィリピン、
   西オーストラリア、紅海、モーリシャス、マダガスカル
   潮間帯下部〜水深30m 岩礁周辺の砂底、細砂底

本種は砂地に多いタケノコガイ科の中では岩礁周辺を好み、エビ刺し網にも掛かって来ます。
下の個体はオフ会時に友人の雉猫さんが採集したものを頂いた標本です。

追記:上浦の個体はkudamakiさんに教えて頂き、近縁種、columellaris (HINDS, 1844) シロフタスジギリガイと分かりましたので訂正します。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

ミガキトクサ

raphanula.jpg
Duplicaria raphanula (LAMARCK, 1822) ミガキトクサガイ
  Syn: deynzerorum SPRAGUE, 2004
タケノコガイ科 1997年4月 南部堺港揚がり 白浜沖 エビ刺し網 水深40m 66mm

模式産地:ラバウル
分布:紀伊半島、四国(土佐沖)、奄美大島、沖縄県、台湾、フィジー、フィリピン、インドネシア、
   オーストラリア(クイーンズランド州〜アラフラ海)、マスカリン諸島、モーリシャス、南アフリカ
   潮間帯下部〜水深30m 砂底

写真の個体はヤドカリが入っていた個体です。
和歌山ではかなり珍しい種のようですが、今年の8月にはドレッジ採集による生貝も確認されているようです。
(同じく白浜沖)
タケノコガイ科の種は砂底に棲息する種が多く、刺し網には掛かり難いようで私はそれほど種数を所有していません。
例外的に岩礁周辺に多い、フジタギリやシュマダラギリなどは比較的頻繁に見られます。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

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ウミウサギ 
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カテゴリ
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