潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
潮騒の宝箱 TOP > オキニシ科

コナルトボラ

ranelloides.jpg
Bursa ranelloides (REEVE, 1844) コナルトボラ
  Syn: benvegnuae PENNA-NEME & LEME, 1978、canarica NORDSIECK, 1975、finlayi McGINTY, 1962、
     tenuisculpta DAUZENBERG & FISCHER, 1906、papillosum A. ADAMS, 1870

オキニシ科 2005年3月 南部堺港揚がり 白浜沖 ヒラメ刺し網 水深120m 58mm

模式産地:フィリピン
分布:房総半島、伊豆七島、紀伊半島、四国、九州西岸、奄美大島、沖縄県、台湾、フィリピン、西インド諸島、
   アメリカ合衆国南部、メキシコ湾
   潮間帯下部〜水深200m 岩礫底

本種は広い分布域をもち、多くの異名があります。
地味な貝ですが幼い頃から何故か好きな貝の1つでした。
県南部ではかなり浅い場所の刺し網でも得られたという話も聞いた事がありますが、春先のヒラメ刺し網によって水深100m前後から比較的普通に得られます。(現在は深い網は行なわれておらず当地では入手困難です。)

本種で700種目の紹介になりました。
これからもどうか宜しくお願い致します。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2015/11/08 19:00 ] 和歌山の貝 オキニシ科 | TB(0) | CM(2)

オオナルトボラ

bufo2.jpg
Tutufa bufo (RÖDING, 1798) オオナルトボラ(タケノネガイ)
  Syn: lissostoma E. A. SMITH, 1914、robusta COSSIGNANI, 2009
オキニシ科  1996年1月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 漁労屑 水深30m 145mm

模式産地:不詳
分布:房総半島、紀伊半島、四国、山口県北部、九州、奄美大島、沖縄県、フィリピン、
   パプア・ニューギニア、オーストラリア(クイーンズランド州〜西オーストラリア)、マダガスカル
   潮間帯下部〜水深50m 岩礁

本種はエビ刺し網では最もポピュラーな貝の1つです。
実際はもっと大きな個体を数多く見てきたのですが、『まぁ、また手に入るから今度でいいか』と後回しにしてきました。エビ刺し網の衰退と共に手に入り難くなってます。

磯の大きな貝はとにかく掃除が大変です;

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2015/01/18 16:27 ] 和歌山の貝 オキニシ科 | TB(0) | CM(0)

Bursa lucaensis PARTH, 1991

lucaensis2.jpg
lucaensis.jpg
Bursa lucaensis PARTH, 1991
オキニシ科
 2015年7月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 打ち上げ 15mm
 2012年7月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 打ち上げ 15mm

模式産地:フィリピン セブ島
分布:紀伊半島、フィリピン、ニューカレドニア

どちらもオフ会時に採集した標本です。
国内から産出は今現在の所、オゴクダからだけかも知れません。
小型のオキニシの仲間でrhodostoma (BECK in SOWERBY Ⅱ, 1835) オハグロオキニシに似ますが、内外唇が歯状に刻まれる点で異なり色も淡いです。

*2015年8月16日、図を追加

参考文献:
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅰ(GUIDO T. POPPE著)
BURISIDAE OF THE WORLD(TIZIANO COSSIGNANI著)
[ 2014/03/24 23:38 ] 和歌山の貝 オキニシ科 | TB(0) | CM(0)

コブオキニシ

tuberosissima.jpg
leo.jpg
Bursa tuberosissima (REEVE, 1844) コブオキニシ(コガタオキニシ)
  Syn: leo SHIKAMA, 1964 シシガシラガイ
オキニシ科 2002年9月 串本町 アンドの鼻 水深3m 39mm
      2000年1月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深30m 31mm

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、種子島、奄美大島、沖縄県、台湾、フィリピン、インドネシア
   潮間帯下部〜水深25m 岩礁、岩礫底

背面に大きな瘤があるのが特徴ですが個体差があって無いものもあります。
殻口の白いものをleo SHIKAMA, 1964 シシガシラガイと呼びますが、それ以外の区別点はありません。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅰ(GUIDO T. POPPE著)
BURISIDAE OF THE WORLD(TIZIANO COSSIGNANI著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/03/22 23:23 ] 和歌山の貝 オキニシ科 | TB(0) | CM(0)

オハグロオキニシ

rhodostoma2.jpg
rhodostoma1.jpg
Bursa rhodostoma (BECK in SOWERBY Ⅱ, 1835) オハグロオキニシ
  Syn: bergeri (TAPPARONE-CANEFRI, 1880)、venustula (REEVE, 1844)、
     paulucciana TAPPARONE-CANEFRI, 1876

オキニシ科 1999年1月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深30m 28mm
      2007年12月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深30m 38mm

模式産地:不詳
分布:伊豆諸島、紀伊半島、九州西岸、奄美大島、沖縄県、フィリピン、ハワイ諸島、フィジー、
   マーシャル諸島、ニューカレドニア、オーストラリア(クイーンズランド州〜北オーストラリア)、
   セーシェル諸島、レユニオン諸島、紅海
   潮間帯下部〜水深30m 岩礁、サンゴ砂の上

オゴクダの打ち上げや、浅場のエビ刺し網では珍しくないですが良い貝です。
(内外唇の顆粒が白くなるものとそうでない個体があります。画像の上下)
中部西太平洋のものにはvenustula (REEVE, 1844)という名がつけられていますが異名になっています。
また、殻口の色が淡い大西洋の型をthomae (D' ORBIGNY, 1842) セントトマスオキニシとして分ける意見と異名とする意見に別れます。
ヤツシロガイ、フジツガイ、オキニシ類はベリジャー幼生の期間が長く広範囲に棲息する種が多くあり、3大洋で同種と言う例はいくつもあります。

オゴクダからは更に近縁種のlucaensis PARTH, 1991が見つかっています。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅰ(GUIDO T. POPPE著)
BURISIDAE OF THE WORLD(TIZIANO COSSIGNANI著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/03/22 23:10 ] 和歌山の貝 オキニシ科 | TB(0) | CM(0)

ミヤコボラ

rana.jpg
Bufonaria rana (LINNAEUS, 1758) ミヤコボラ
  Syn: albivaricosa REEVE, 1844、subgranosa (SOWERBY II, 1836)、beckii KIENER, 1841
オキニシ科 2006年11月 南部堺港揚がり 田辺湾内 エビ刺し網 水深30m 80mm

模式産地:アジア
分布:房総半島・山口県、紀伊半島、大阪湾、奄美大島、沖縄県、フィリピン、インドネシア、
   オーストラリア(クイーンズランド州〜西オーストラリア)
   水深20〜100m 細砂底

kudamakiさんの更新とかぶってしまいました。(オゴクダで採れてるとは驚きですね…。)

本種は本来、内湾性の強い種で大阪湾などではトロールで大量に得られ食用として泉佐野漁港などでは市場に並ぶことがあります。
紀伊水道でも北部では昔から珍しくありませんでしたが、みなべ堺では滅多に見ることのない貝でした。
一時期、田辺湾内に大発生したようで『珍しい貝が揚がった』と漁師さんに見せてもらうと本種でした。
『大阪湾などでは普通に見られますよ』と伝えるとがっかりされていたのを思い出します。
*ポッペ本で本種とされているのは本種ではありません。

近縁種のperelegans (BECK in SOWERBY Ⅱ, 1836) ウニミヤコボラも和歌山から得られるようですが私は所有していません。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
BURISIDAE OF THE WORLD(TIZIANO COSSIGNANI著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/01/13 13:43 ] 和歌山の貝 オキニシ科 | TB(0) | CM(2)

シロナルトボラ

bubo.jpg
Tutufa bubo (LINNAEUS, 1758) シロナルトボラ
オキニシ科 2002年11月 南部堺港揚がり 富田沖 エビ刺し網 水深40m 216mm

模式産地:アジア
分布:紀伊半島・九州西岸、四国、奄美大島、沖縄県、フィリピン、
   オーストラリア(クイーンズランド州〜西オーストラリア)、紅海
   潮間帯下部〜水深50m 岩礁

イシダイ釣り用のヤドカリが入った生け簀に掘り込まれてるのを漁師さんに譲ってもらいました。
それほど多い貝ではありません。
オオナルトボラと比べて更に大型で南方性の強い種です。

大型なため軟体の処理も、殻の掃除も大変でした;

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅰ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2013/12/30 00:53 ] 和歌山の貝 オキニシ科 | TB(0) | CM(0)

クロミオキニシ

lamarckii.jpg
Bursa lamarckii (DESHAYES, 1853) クロミオキニシ
  Syn: angioyorum PARTH, 1990、muehlhaeusseri PARTH, 1990
オキニシ科 2003年10月 南部一本松港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深30m 57mm

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、奄美大島、沖縄県、フィリピン
   潮間帯〜水深20m 岩礁、サンゴ礁

本科の種はエビ刺し網ではよく見られる貝の1つですが、その中でも本種は非常に少なく得難い貝です。
(オゴクダの打ち上げでも確認されているようです。)
後溝や殻口の形状、模様でいくつかの種に分ける意見もありますが、私は1つの種だと思っています。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅰ(GUIDO T. POPPE著)
BURISIDAE OF THE WORLD(TIZIANO COSSIGNANI著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2013/12/21 13:05 ] 和歌山の貝 オキニシ科 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

私の本
ウミウサギ 
-生きている海のジュエリー
コレクター目線とダイバー目線の両方からウミウサギの魅力を紹介した私の著書です。      ご覧頂ければ幸いです。    
カテゴリ
ナショナルジオグラフィック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QR