潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
潮騒の宝箱 TOP > ユキノカサガイ科

カズウネウノアシ

Collisellinasp.jpg
Collisellina sp カズウネウノアシガイ
ユキノカサガイ科  2015年7月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 打ち上げ 13mm

kudamakiさんのブログで紹介されている種と同じでlanx (REEVE, 1855) ウノアシガイに近縁な貝ですが放射肋が張り出さず小さく数が多いのが特徴です。
私も色んな文献、インターネット上で調べましたが名前が分かりませんでした。
*ご存知の方はご連絡ください。

追記:2015年9月27日
fts5272さんから情報を頂きました。
「かきつばた」?にsp.でカズウネウノアシで記載されていたそうです。
(どなたか、どの号か確認頂ければ連絡ください。)

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

ヤヨイハナガサ

oyamai.jpg
Yayoiacmea oyamai (HABE, 1955) ヤヨイハナガサガイ
ユキノカサガイ科  2014年7月 串本町 上浦 打ち上げ 5.5mm

模式産地:和歌山県 白浜町 番所崎
分布:能登半島・房総半島、三浦半島、紀伊半島、九州西岸、奄美大島、沖縄県、小笠原諸島
   潮間帯下部 岩礁の無節石灰藻上

恐らく今のところ日本固有種と思われる小さいながらも奇麗なカサガイです。
生きている時は表面が石灰藻に覆われます。

学名は理学博士で鳥羽水族館研究員、故大山 桂氏に献名されたものだと思います。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

ツボミガイ

lampanicola.jpg
Patelloida conulus (DUNKER, 1861) ツボミガイ
  Syn: lampanicola HABE, 1944
ユキノカサガイ科  2006年8月 田辺湾 瀧内 潮間帯 6.5mm

模式産地:不詳
分布:北海道南部・男鹿半島、陸奥湾北部、東京湾、紀伊半島、瀬戸内海、山口県北部、九州、沖縄県、
   朝鮮半島、中国、台湾
   内湾の潮間帯下部 砂泥底上の小礫や貝殻(ウミニナ類、二枚貝の死殻上)の上

この標本はウミニナでなく小さな礫の上に付着してました。
かつてはpygmaea (DUNKER, 1860) シボリガイの生態的1型と見なされてましたがDNAの比較により独立種と認められたようです。
異名になったlampanicola HABE, 1944の模式産地は田辺湾の畠島で、この標本を得た採集地の近くです。
畠島は海岸生物の生態的な指標地とされていて保護のため生物の採取及び一般の立ち入りは禁じられています。
参照:http://www.seto.kais.kyoto-u.ac.jp/setubi/hatakejima.html

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
干潟の絶滅危惧動物図鑑(日本ベントス学会編)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

シボリガイモドキ

signatoides.jpg
Patelloida signatoides KURODA & HABE, 1971 シボリガイモドキ
ユキノカサガイ科 2011年7月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 打ち上げ 15mm

模式産地:相模湾
分布:房総半島・能登半島、紀伊半島、奄美大島、沖縄県、小笠原諸島
   潮間帯下部〜水深10m 岩礁の無節石灰藻(岩の上に平たく広がる紅藻類)上
                *写真の個体の上に少し付着しているものがそうです。

カサガイ類は採集時に殻を痛めることが多いので、打ち上げで済むなら生貝を採集しないようにしています。
本種の様に紅藻類上に棲息するカサガイ類はいくつか知られます。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

サクラアオガイ

glpriosa.jpg
Nipponacmea gloriosa (HABE, 1944) サクラアオガイ
ユキノカサガイ科  2009年4月 串本町 上浦 潮間帯下部 転石下 12mm

模式産地:高知市 浦戸
分布:北海道南部、男鹿半島、能登半島、山田湾、銚子、紀伊半島、四国、九州南部、朝鮮半島、中国
   潮間帯下部 岩礁、岩礫底

名の通り奇麗なカサガイで私のお気に入りのカサガイです。
ただ、周辺が薄いため完全なものを得るのが難しいです。

以前はschrenckii (LISCHKE, 1868) アオガイの亜種や生態的1型とされていたことがありました。
アオガイよりも低位を好み、同地では奇麗な流れのある転石下に多いように思えます。(大きさはこれぐらいの小粒のものばかりです。)

最近、この辺りのカサガイの仲間はDNAの比較により分類が急激に進みつつあります。
隠蔽種なども多く報告されるようになり、同種だと思われていたものが実は複数種含まれていたり、形態だけで別種とされていたものが実は同種だったり、まだまだ人の生活圏に近い所にも発見がいっぱいあります。
本当に生物の世界は奥が深く面白いです。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

私の本
ウミウサギ 
-生きている海のジュエリー
コレクター目線とダイバー目線の両方からウミウサギの魅力を紹介した私の著書です。      ご覧頂ければ幸いです。    
カテゴリ
ナショナルジオグラフィック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QR