潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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スジクロホラダマシ

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Pollia undosa (LINNAEUS, 1758) スジクロホラダマシ
エゾバイ科 ベッコウバイ亜科 2004年7月 串本町 アンドの鼻 水深3m 33mm

模式産地:アジア
分布:八丈島、紀伊半島、四国、九州、奄美大島、沖縄県、フィリピン、
   オーストラリア(クイーンズランド州〜西オーストラリア)、紅海、タンザニア、マダガスカル
   潮間帯下部〜水深15m 岩礁、岩礫底

県南部では死サンゴの下や転石の下などに普通に見られます。
同属のmollis (GOULD, 1860) シワホラダマシと異なり、殻皮に覆われるもののヒドロ虫とは共生しません。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2015/11/08 18:37 ] 和歌山の貝 エゾバイ科 | TB(0) | CM(2)

Pollia vicdani (KOSUGE, 1984)

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Pollia vicdani (KOSUGE, 1984)
エゾバイ科 ベッコウバイ亜科 1988年3月 南部堺港揚がり 南部沖 トロール漁 水深20m 34mm

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、フィリピン
   水深60〜150m

死殻ですが国内からの産出は非常に稀な貝だと思います。

過去に南部堺で底引き網漁が行われていた頃の標本で7te7teさんからの購入です。
(開運丸水揚げ)

参考文献:
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
[ 2015/11/08 18:24 ] 和歌山の貝 エゾバイ科 | TB(0) | CM(0)

コトクサバイ

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Antillophos varicosus GOULD, 1851 コトクサバイ
エゾバイ科 トクサバイ亜科
 2000年1月 南部堺港揚がり 切目崎沖 ヒラメ刺し網 水深100m 25mm

模式産地:不詳
分布:房総半島、紀伊半島、四国、山口県(見島沖)、奄美大島、沖縄県、フィリピン
   水深50〜200m 砂底

そんなに珍しい貝ではないと思うのですが私は図の死殻しか得ていません。
hirasei (SOWERBY Ⅲ, 1913) ヒメトクサバイと比べて縦肋と螺肋が交差する格子目が鋭いです。

目録では両種の学名がてれこになっています。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2015/10/18 18:06 ] 和歌山の貝 エゾバイ科 | TB(0) | CM(0)

アカトクサバイ

roseatus.jpg
Antillophos roseatus (HINDS, 1844) アカトクサバイ
エゾバイ科 トクサバイ亜科 2001年3月 南部堺港揚がり、富田沖 水深40m 28mm

模式産地:フィリピン
分布:紀伊半島、奄美大島、沖縄県、台湾、フィリピン
   水深40〜200m サンゴ礁、砂底

今まで2度採集しただけで和歌山ではとても珍しい貝だと思います。
裏側は水揚げされた時に踏まれたのか大穴がありますT T

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

[ 2015/10/11 18:47 ] 和歌山の貝 エゾバイ科 | TB(0) | CM(0)

ミクリガイ

cassidariaeformis.jpg
Siphonalia cassidariaeformis (REEVE, 1843) ミクリガイ
  Syn: aetuosa GOULD, 1860、corrugata A. DAMAS, 1863 トウマキミクリガイ、ornata A. ADAMS, 1863
エゾバイ科 エゾバイ亜科 2005年3月 南部堺港揚がり 南部沖 ウツボ篭 水深20m 27.5mm

模式産地:不詳
分布:陸奥湾・男鹿半島、紀伊半島、瀬戸内海、四国、九州、韓国、中国大陸
   水深10〜300m

場所によっては大潮で潮がひいた干潟でも見られるようです。
バイ篭に多く掛かる腐肉食性の種ですが、この標本はウツボ篭によって得られた標本です。

本種はかなりの変異のある種で多くの名前がついています。
土佐湾から知られるよく似たtosana HIRASE, 1908 トサミクリガイも以前は本種の1型とされていましたが現在は分けられています。

本属は北東アジアの大陸棚の固有の種郡で日本近海にまとまった種が知られます。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2015/08/11 16:00 ] 和歌山の貝 エゾバイ科 | TB(0) | CM(0)

テンスジノシガイ

incarnata2.jpg
Engina incarnata (DESHAYES in LABORDE & LINANT, 1834) テンスジノシガイ
  Syn: astricta (REEVE, 1846)、paulucciae TAPARRONE-CANEFRI, 1879、
     kobeltiana TAPARRONE-CANEFRI, 1880

エゾバイ科 ベッコウバイ亜科 2007年4月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深20m 17mm

模式産地:不詳
分布:伊豆諸島、紀伊半島、フィリピン、オーストラリア(ニューサウスウェルズ州〜西オーストラリア)
   水深50〜150m 砂底

オゴクダの打ち上げでも得られる貝です。
初版の近海産図鑑での学名は図版の方と解説が違っていますが、図版の方が正解だと思います。
また、本種をPollia属に入れる意見もありますが本属の貝だと思います。

ピンが凄く甘いのでそのうち画像を置き換えます;

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
[ 2015/08/11 15:39 ] 和歌山の貝 エゾバイ科 | TB(0) | CM(0)

ナサバイ

magnifica2.jpg
Nassaria (Microfusus) magnifica (LISCHKE, 1871) ナサバイ
エゾバイ科 トクサバイ亜科 2009年2月 南部堺港揚がり 南部沖 水深150m 深海はえ縄 32mm

模式産地:九州
分布:房総半島、紀伊半島、四国、山口県北部、九州
   水深30〜200m 砂底

水深100m以深の底引き網には珍しい貝ではないようです。
結節の出方や形状でlischkei (MAKIYAMA, 1927) リシケナサバイ、kirai (HABE, 1961) キラナサバイなどの型に分けられます。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2015/05/10 16:36 ] 和歌山の貝 エゾバイ科 | TB(0) | CM(0)

ノシガイ

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Engina mendicaria (LINNAEUS, 1758) ノシガイ
エゾバイ科 ベッコウバイ亜科 2004年7月 串本町 潮岬 展望駐車場下 潮間帯 18mm

模式産地:インド洋
分布:伊豆半島、紀伊半島、四国、九州、奄美大島、沖縄県、フィリピン、フィジー、
   インドネシア、オーストラリア(クイーンズランド州〜西オーストラリア)、
   紅海、ケニア、タンザニア、セーシェル諸島、モーリシャス、マダガスカル、モザンビーク
   潮間帯 岩礁

白黒のストライプが可愛らしい貝で県南部では珍しくないと思うのですが打ち上げはあまり見た事がありません。
(この標本は殻皮を残してますので白黒には見えていません。)
サンゴ礁の発達した海域の磯では普通種です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/11/02 17:08 ] 和歌山の貝 エゾバイ科 | TB(0) | CM(2)

ミガキボラ

lischkei2.jpg
Kelletia lischkei KURODA, 1938 ミガキボラ
エゾバイ科 エゾバイ亜科 2001年12月 南部堺港揚がり 田辺湾内 エビ刺し網 水深20m 109mm

模式産地:長崎
分布:三陸沿岸・男鹿半島、房総半島、紀伊半島、瀬戸内海、四国、九州
   潮間帯〜水深20m 岩礁

本種は本来、温帯性の強い種で紀伊半島の南西側ではまず見る機会の無い種なのですが今まで1度だけ刺し網で採集しています。
紀伊水道北部から淡路島周辺の大阪湾、瀬戸内海、紀伊半島の東側の北部では珍しい貝ではありません。

本属には2種だけ含まれ、遠くアメリカのカリフォルニア沿岸から知られるkelleti (FORBES, 1850) アメリアミガキボラは同じく温帯性の強い種です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
世界海産貝類大図鑑(R. T. ABBOTT・S. P. DANCE:波部忠重・奥谷喬司訳)
[ 2014/06/01 16:52 ] 和歌山の貝 エゾバイ科 | TB(0) | CM(0)

イソニナ

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Japeuthria ferrea (REEVE, 1847) イソニナ
エゾバイ科 ベッコウバイ亜科 2001年7月 白浜町 椿 黒崎 潮間帯 40mm

模式産地:不詳
分布:房総半島・能登半島、紀伊半島、四国、九州、奄美大島、沖縄県、西太平洋
   潮間帯下部 岩礁、転石下

転石地の普通種ですが、こうやって撮影してみると奇麗な貝ですよね。
腐肉食ですが、弱った生き物にも群がっているのを見ます。
(この個体もまだ生きてるイボアナゴウを多数の個体で襲っていました。)

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/05/11 15:21 ] 和歌山の貝 エゾバイ科 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

私の本
ウミウサギ 
-生きている海のジュエリー
コレクター目線とダイバー目線の両方からウミウサギの魅力を紹介した私の著書です。      ご覧頂ければ幸いです。    
カテゴリ
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