潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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ハナヤカフタナシシャジク

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Lienardia giliberti (SOUVERBIE, 1874) ハナヤカフタナシシャジクガイ
コシボソクチキレツブ科 2009年2月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深30m 6mm

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、沖縄県、フィリピン
   潮間帯下部〜水深30m 転石下

オゴクダの打ち上げでも採集されています。
図の標本は生貝ですが残念なことに殻頂部が欠けてしまっています。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

バライロフタナシシャジク

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Lienardia roseotincta (SOUVERBIE & MONTROUZIER, 1872) バライロフタナシシャジクガイ(バライロアラボリクチキレツブ)
コシボソクチキレツブ科  2011年7月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 打ち上げ 12.5mm

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、九州西岸、奄美大島、沖縄県、マーシャル諸島、フィリピン、ベトナム、
   潮間帯下部〜水深20m 礫底、砂礫底

オフ会時に採集した標本です。
この仲間は小さいながら美麗な種が多く、本種はこの属の中では大型になる種です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

ホソヌノメシャジク

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Etrema streptonotus (PILSBRY, 1904) ホソヌノメシャジクガイ
コシボソクチキレツブ科  2009年3月 由良町 白崎沖 水深70m マンガン漁 6mm

模式産地:長崎県 平戸
分布:房総半島・佐渡島、能登半島、紀伊半島、瀬戸内海、四国、九州
   水深10〜100m 砂底

底引きに入った砂の中に比較的普通に見られる貝です。
subauriformis (E. A. SMITH, 1879) ヌノメシャジクガイに似ていますが遥かに小型です。
クダマキガイ類の同定は難しいですが面白いです。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

モモイロフタナシシャジク

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Lienardia (Hemilienardia) malleti (RECLUZ, 1852) モモイロフタナシシャジクガイ
コシボソクチキレツブ科  2012年7月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 打ち上げ 5mm

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、九州西岸、奄美大島、沖縄県、フィリピン
   潮間帯下部〜水深20m 転石地、砂礫底

オフ会時に採集した標本です。
オゴクダの採集ではこういった可愛い微小種が嬉しいです。
とても美しい貝ですね。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

Etrema sp.2

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Etrema sp.2
コシボソクチキレツブ科  2002年11月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深60m 6mm

先日紹介した同属の不明種とよく似ていますがこちらは細身で縦肋が少ないです。
恐らく別種と思われます。
rubroapicata (SMITH, 1882) クロガシラコシボソクチキレツブに似ていて、文献では当属に含められているため便宜上この属の種としていますが外唇の歯の強さなどから見ると実際は同じ科のLienardia属に近いのではないかと思います。

参考文献:
Catalogue and bibliography of the marine shell bearing mollusca of Japan(肥後俊一・Paul Callomon・後藤芳央 共著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)

Etrema sp.

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Etrema sp.
コシボソクチキレツブ科  2008年11月 南部堺港揚がり 南部沖 水深150m 深海はえ縄 6.5mm

rubroapicata (SMITH, 1882) クロガシラコシボソクチキレツブに近縁な種だと思われますが分かりません。
ご存知な方がおられましたらご一報お願い致します。

参考文献:
Catalogue and bibliography of the marine shell bearing mollusca of Japan(肥後俊一・Paul Callomon・後藤芳央 共著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)

Lienardia crassicostata (PEASE, 1860)

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Lienardia crassicostata (PEASE, 1860)
コシボソクチキレツブ科  2003年11月 印南漁港揚がり 切目崎沖 エビ刺し網 水深60m 6.5mm

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、フィリピン
   水深15〜150m 砂礫底

恐らく国産の記録が正式にない種だと思います。
compta (REEVE, 1845) キイロアラボリクチキレツブも似ますが、肋の数が少ないです。

参考文献:
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)

イトカケコシボソクチキレツブ

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Etrema scalarina (DESHAYES, 1863) イトカケコシボソクチキレツブ
コシボソクチキレツブ科  2010年7月 串本町 上浦 潮間帯下部 転石下 8mm

模式産地:インド洋 レユニオン諸島
分布:伊豆七島、駿河湾・能登半島、紀伊半島、奄美大島、沖縄県、台湾、インド・西太平洋
   潮間帯下部〜水深20m 砂底、砂礫底

オフ会時に採集した標本です。
クダマキガイ類は非常に多くの種を含み、また未記載種も多く、特に微小種は長年集めていると名前の分からないものが蓄積されて行きます;
そんな中でも名前が分かるのは本当に嬉しいですね。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

リシケフタナシシャジク

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Lienardia lischkeana (PILSBRY, 1904) リシケフタナシシャジクガイ
コシボソクチキレツブ科  2012年7月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 打ち上げ 4.5mm

模式産地:小笠原 母島
分布:伊豆諸島、伊豆半島、紀伊半島、四国、九州、小笠原諸島、奄美大島、沖縄県、台湾、インド・西太平洋
   潮間帯下部〜水深20m 砂礫底、転石地

オフ会時に採集した標本です。
非常に小型の種ですが、かなり特徴がはっきりしています。
似た種にフィリピンからcincta (DUNKER, 1871)とfallax (NEVILL & NEVILL, 1875) が知られています。

本属は小型ながら非常に美しいカラフルな色彩をした種が多く、以前はクダマキガイ科 コシボソクチキレツブ亜科に含めれていましたが、この亜科は現在、独立して扱われています。
広義のクダマキガイ科は多くの科に分離独立させるのが妥当だと言う結果がDNAの比較で分かって来ており、イモガイ科はその1部に含められます。(ここでは公表出来ませんが私自身の実験結果でも比較的顕著な結果が出ています。)

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

私の本
ウミウサギ 
-生きている海のジュエリー
コレクター目線とダイバー目線の両方からウミウサギの魅力を紹介した私の著書です。      ご覧頂ければ幸いです。    
カテゴリ
ナショナルジオグラフィック
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