潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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バライロレイシダマシ

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Morula ambrosia HOUART, 1994 バライロレイシガイダマシ
アクキガイ科 カゴメガイ亜科 2004年3月 南部堺港揚がり、富田沖 エビ刺し網 水深20m 13mm

模式産地:マーシャル諸島 クワイジャレン島
分布:伊豆半島、紀伊半島、奄美大島、沖縄県、台湾、フィリピン、マーシャル諸島
   潮間帯下部〜水深20m 岩礁

もう少し大きくなる貝なのですが…珍しいのか漁労屑から得たこの標本しか所有していません。。;
生貝なのにフタも流してしまい散々です(涙

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

クニアセレイシダマシ

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Orania gaskelli (MELVILL, 1891) クニアセレイシガイダマシ
  Syn: neglecta SOWERBY III, 1880
アクキガイ科 カゴメガイ亜科  1992年10月 潮岬沖 水深80〜90m ドレッジ採集 15mm

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、フィリピン
   水深25〜120m 

まだ若い個体です。
近海産図鑑の個体よりもポッペ本に記載されているものと一致します。
また、近海産図鑑で当てられてる学名は異名になっています。

Shell Hunterさんのご好意による標本で、故永井誠二さんドレッジ採集です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)

ヒメシロレイシダマシ

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Drupella fragum (BLAINVILLE, 1834) ヒメシロレイシガイダマシ
  Syn: vitiensis PILSBRY, 1918、alba HOMBRON & JACQUINOT, 1853、dealbata REEVE, 1846
アクキガイ科 カゴメガイ亜科  2002年2月 南部堺港揚がり、富田沖 水深20m 25mm

模式産地:不詳
分布:三宅島、伊豆半島、紀伊半島、四国、九州、奄美大島、沖縄県、トンガ、キリバス、パプアニューギニア、
   ニューカレドニア
   潮間帯下部〜水深20m サンゴ礁

本種は造礁サンゴのポリプを食害し、
cornus (RÖDING, 1798) シロレイシガイダマシよりも数が多く、造礁サンゴの天敵としては本種の方がやっかいと思われます。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

シロレイシダマシ

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Drupella cornus (RÖDING, 1798) シロレイシガイダマシ
  Syn: elata (BLAINVILLE, 1832)、spectrum (REEVE, 1846)、martiniana ANTON, 1838、
     baccata HOMBRON & JACQUINOT, 1854

アクキガイ科 カゴメガイ亜科  2007年9月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 水深2m 31mm

模式産地:不詳
分布:房総半島、紀伊半島、四国、九州西岸、奄美大島、沖縄県、フィリピン、グアム、クック諸島、
   フィジー、ピトケアン諸島、ハワイ諸島、インドネシア、
   オーストラリア(クイーンズランド州〜西オーストラリア)、イスラエル、ケニア、
   タンザニア、マダガスカル、モザンビーク
   潮間帯下部〜水深20m サンゴ礁

本種は造礁サンゴを食害する事で有名で、小型で数が多い事から同じくサンゴを食害するオニヒトデよりもやっかいな生物と言えます。
串本海中公園などでは他の同類やオニヒトデなどと共に駆除の対象になっています。

表面が分厚く付着生物に覆われる事が多く奇麗な個体が少ないです。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

トゲレイシガイダマシ

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Morula spinosa (H. & A. ADAMS, 1853) トゲレイシガイダマシ
  Syn: ambusta DALL, 1924
アクキガイ科 カゴメガイ亜科  2004年1月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深30m 28mm

模式産地:不詳
分布:房総半島、伊豆諸島、紀伊半島、九州西岸、奄美大島、沖縄県、フィリピン、タンザニア
   潮間帯下部〜水深200m 岩礁

紀州の刺し網では比較的普通に見られ、美しい紫色が目立つ事から漁師さんが溜めておいてくれる貝の中に多く見られます。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

カスリボラ

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Cytharomorula vexillum KURODA, 1953 カスリボラ
アクキガイ科 カゴメガイ亜科  2005年12月 南部堺港揚がり 南部沖 水深250m 深海はえ縄 17mm

模式産地:和歌山県沖
分布:銚子沖、伊豆諸島、相模湾、紀伊半島、四国、九州、フィリピン
   水深100〜250m 岩礁、砂底

珍しい貝とされていましたが深場には沢山いるようです。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

トクガワヒメヨウラク

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Ergalatax tokugawai KURODA & HABE, 1971 トクガワヒメヨウラクガイ
アクキガイ科 カゴメガイ亜科  2002年11月 南部堺港揚がり 切目崎沖 ヒラメ刺し網 水深80m 16mm

模式産地:相模湾 甘鯛場観音塚出し 水深66〜75m
分布:銚子沖、相模湾、遠州灘、紀伊半島、若狭湾、九州北部
   水深50〜200m 砂礫底

比較のために本種も紹介します。
前述のErgalatax dattilioi HOUART, 1998に似ますが縦肋は顕著ですが細く、数は少ないですが螺肋がはっきりしています。また、こちらの方が殻が薄めで華奢な感じがし外唇内側の歯列も弱いです。
この貝も『相模湾産貝類』で記載された種です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
相模湾産貝類(解説:黒田徳米・波部忠重・大山 桂)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

Ergalatax dattilioi HOUART, 1998

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Ergalatax dattilioi HOUART, 1998
アクキガイ科 カゴメガイ亜科  2001年11月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深60m 16mm

模式産地:フィリピン 13°56'N 120°16'E 水深150〜159m
分布:紀伊半島、フィリピン
   水深60〜159m

採集した時はtokugawai KURODA & HABE, 1971 トクガワヒメヨウラクガイだと思ってましたが、こちらはもっと殻が薄く貧弱です。
日本新産記録ではないかと思います。

参考文献:
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)

レイシガイダマシ

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Morula granulata (DUCLOS, 1924) レイシガイダマシ
  Syn: tuberculata (BLAINVILLE, 1832)、cingulifera KIENER, 1835
アクキガイ科 カゴメガイ亜科  2013年7月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 打ち上げ 17mm

模式産地:不詳
分布:伊豆諸島、紀伊半島、九州西岸、奄美大島、沖縄県、フィリピン、
   オーストラリア(クイーンズランド州〜西オーストラリア)、マスカリン諸島、紅海、
   タンザニア、ケニア、マダガスカル、モザンビーク、南アフリカ
   潮間帯中部〜下部 岩礁、転石帯

オフ会時に採集した標本で、オゴクダでは珍しい貝ではありません。
和歌山では波当たりの強い外海の岩礁に棲息し、クジャクガイなどに穿孔して補食するようですが、南西諸島では内湾の転石帯でも確認出来ます。
Tenguella属にmusiva (KIENER, 1834) シマレイシガイダマシなどと含める意見もあるようですが、mutica (LAMARCK, 1816) フトコロレイシガイダマシとの類縁性を考えると本属に含めるのが妥当だと思われます。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

カゴメガイ

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Orania birileffi (LISCHKE, 1871) カゴメガイ
アクキガイ科 カゴメガイ亜科  2006年11月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深30m 15.5mm

模式産地:長崎県 長崎市 出島
分布:房総半島・男鹿半島、佐渡島、紀伊半島、四国、九州、台湾
   潮間帯下部〜水深50m 岩礁、砂礫底

漁労屑から得た標本です。
カゴメガイはどちらかというとやや内海の種ですが、
瀬戸内海の浚渫用のサンドポンプの砂から普通に得られるものとこの標本は少し雰囲気が違います。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

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ウミウサギ 
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コレクター目線とダイバー目線の両方からウミウサギの魅力を紹介した私の著書です。      ご覧頂ければ幸いです。    
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