潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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フクロガイ

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Sinum javanicum (GRIFFITH & PIDGEON, 1839) フクロガイ
  Syn: insculptus A. ADAMS & REEVE, 1850
タマガイ科 フクロガイ亜科 2008年3月 由良町 白崎沖 マンガン漁 水深50m 42mm

模式産地:インドネシア ジャバ
分布:房総半島・山陰沖、紀伊半島、奄美大島、沖縄県、中国大陸南部、香港、フィリピン、インドネシア、
   オーストラリア(クイーンズランド州)、ビルマ
   水深10〜80m 細砂底

タマガイの仲間の中では特殊でぺちゃんこです。
同属の貝はは世界の暖海域に生息します。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2015/06/18 19:41 ] 和歌山の貝 タマガイ科 | TB(0) | CM(0)

ハナツメタ

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Neverita reiniana (DUNKER, 1877) ハナツメタガイ
タマガイ科 トミガイ亜科 2008年3月 由良町 白崎沖 マンガン漁 水深50m 30mm

模式産地:日本
分布:房総半島・能登半島、紀伊半島、大阪湾、瀬戸内海、四国、九州、東シナ海
   水深10〜50m 細砂底

内湾や湾口付近に珍しくなく小型底引きには沢山入ってきます。
ツメタガイよりも小型で螺塔も高く、小さいわりには厚くがっしりした印象のある貝です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2015/05/05 19:31 ] 和歌山の貝 タマガイ科 | TB(0) | CM(0)

オオタマツバキ

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Polinices peselephanti (LINK, 1807) オオタマツバキガイ(コマンジュウガイ)
  Syn: powisianus RÉCLUZ, 1844、columnaris (RÉCLUZ, 1850)、funiculata RÉCLUZ, 1850
タマガイ科 トミガイ亜科 2008年3月 由良町 白崎沖 マンガン漁 水深50m 38mm

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、九州北部、奄美大島、沖縄県、インド・西太平洋
   水深10〜50m 砂底

先に紹介したムクマンジュウガイに似ますが、本種には体層に不規則な太い褐色帯が出て一回り大きく螺塔が高いので区別されます。
peselephantとpowisianusは別種として区別している文献もあります。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2015/05/05 19:04 ] 和歌山の貝 タマガイ科 | TB(0) | CM(0)

ムクマンジュウガイ

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Polinices candidissimus (le GUILLOU, 1842) ムクマンジュウガイ
  Syn: phytelephas REEVE, 1855
タマガイ科 トミガイ亜科 2003年3月 南部堺港揚がり 田辺湾内 エビ刺し網 水深30m 24mm

模式産地:モルッカ諸島
分布:房総半島、相模湾、紀伊半島、四国、九州西岸、フィリピン、インドネシア(モルッカ諸島)
   水深10〜50m 砂底

生きたタマガイ科の種が刺し網に掛かるのは珍しいです。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2015/04/26 16:10 ] 和歌山の貝 タマガイ科 | TB(0) | CM(0)

オリイレシラタマ

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Sigatica bathyraphe (PILSBRY, 1911) オリイレシラタマガイ
タマガイ科 フクロガイ亜科 2004年5月 田辺湾 瀧内 潮間帯 アマモ場 9.5mm

模式産地:淡路 福良
分布:駿河湾・佐渡島、紀伊半島、瀬戸内海、四国、九州、奄美大島、沖縄県
   潮間帯下部〜水深30m アマモ場周辺の砂底

本種の殻皮、フタ付きは自身で採集して初めて見ました。
アマモ場周辺の砂泥底で採集しました。

本種は以前、Euspira属(トミガイ亜科)とされていましたが現在は上記の属に移されフクロガイ亜科に含められています。
なお、近海産では発表年が1925年になっていますが誤りです。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/06/05 23:12 ] 和歌山の貝 タマガイ科 | TB(0) | CM(0)

フタスジタマガイ

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Natica bibalteata G. B. SOWERBY III, 1914 フタスジタマガイ
タマガイ科 タマガイ亜科 1999年10月 有田市沖 紀伊水道 トロール 水深100m 20mm

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、四国(土佐沖)、九州西岸、沖縄県
   潮下帯〜水深120m 砂底

この標本は深い所から底引き網によって得られたものです。
文献などにはかなり浅い所に棲む貝のように書かれていますが、私が確認したものはいずれも50m以深からのものでした。
ですから、そんな浅い所に棲むというのは疑問に思えます。

フタが特徴的です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/05/11 14:22 ] 和歌山の貝 タマガイ科 | TB(0) | CM(0)

ツメタガイ

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Neverita didyma (RÖDING, 1798) ツメタガイ
  Syn: ampla (PHILIPPI, 1848) フクロツメタガイ、hayashii (AZUMA, 1961) ハヤシツメタガイ、
     hosoyai (KURODA & KIRA in KIRA, 1959) ホソヤツメタガイ、
     papyracea von den BUSCH, 1845 テンジクツメタガイ、lamarckii RÉCLUZ in CHENU, 1843、
     lamarckiana RÉCLUZ in CHENU, 1855

タマガイ科 トミガイ亜科 1984年7月 和歌山市 加太海岸 57mm(幅)

模式産地:不詳
分布:北海道南部・男鹿半島、房総半島、相模湾、遠州灘、紀伊半島、瀬戸内海、四国、九州、朝鮮半島、
   中国、フィリピン、オーストラリア(クイーンズランド州〜西オーストラリア)、マダガスカル、
   モザンビーク、南アフリカ
   潮間帯〜水深50m 砂泥底、細砂底

昔の標本を見直していたら高校生の頃に採集した標本が出て来ました^ ^
加太の海水浴場で腰まで浸かって採集した懐かしい標本です。

臍孔を覆う臍盤の形状でいくつかに分けられていましたが、全て連続的で同種とされています。
タマガイ科の種の卵塊は砂茶碗と呼ばれますが、本種のものは特に大きく目にする機会が多いと思います。
アサリなどの二枚貝に孔をあけて食害するため漁業者には嫌われています。

分布範囲がとても広い種ですが、沖縄県から得られているものは別種の可能性が高く、他地域のものも検証し直す必要があると思います。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/05/10 23:25 ] 和歌山の貝 タマガイ科 | TB(0) | CM(0)

ヒメフロガイ

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Naticarius exellens AZUMA, 1961 ヒメフロガイ
マガイ科 タマガイ亜科 2002年10月 御坊市 名田町 上祓井戸 打ち上げ 12mm

模式産地:三河一色沖 水深100m
分布:遠州灘、紀伊半島、四国、九州西岸
   水深20〜100m 砂底

本種はほとんど文献に記載されていません。
本来、少し水深のある所に生息する貝のようですが、この時は状態の良い個体がかなりの数打上っていました。

同属のalapapilionis (RÖDING, 1798) フロガイと模様等そっくりですが、ずっと小型です。

参考文献:
Catalogue and bibliography of the marine shell bearing mollusca of Japan(肥後俊一・Paul Callomon・後藤芳央 共著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/05/10 19:14 ] 和歌山の貝 タマガイ科 | TB(0) | CM(2)

ハギノツユ

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Notocochlis cernica JOUSSEAUME, 1874 ハギノツユガイ
  Syn: jousseaumei EUTHYME, 1885、nebulosa SCHEPMAN, 1909、ochrostigmata REHDER, 1980、
     sagittata hancockae POWELL, 1971、sagittata (MENKE, 1843)

マガイ科 タマガイ亜科 
      2011年7月 串本町 上浦 潮間帯 岩礫間の砂泥底 11mm
      2005年4月 南部堺港揚がり 白浜沖 水深100m ヒラメ刺し網 10mm

模式産地:不詳
分布:房総半島・能登半島、紀伊半島、奄美大島、沖縄県、小笠原諸島、グアム、ハワイ諸島、フィリピン、オマーン
   潮間帯下部〜水深200m 砂底、細砂底、細砂礫底

この貝は、波打ち際から大陸棚縁にまで広く生息します。
見た目は浅所のものも深所のものも変わりませんが、もしかしたら複数種が存在するのかも知れません。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/04/26 14:20 ] 和歌山の貝 タマガイ科 | TB(0) | CM(0)

シシダマ

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Tanea tabularis (KURODA, 1961) シシダマガイ
タマガイ科 タマガイ亜科 2003年1月 南部堺港揚がり 切目崎沖 ヒラメ刺し網 水深120m 13.5mm

模式産地:伊勢湾口 大王崎沖 水深60〜100m
分布:遠州灘、紀伊半島、四国(土佐沖)、九州
   水深50〜120m 細砂底

この標本はGranosolarium gemmiferum BIELER, 1993 ワダツミナワメグルマガイと同じ個体のCtenopleura fisheri HAYASHI, 1957 ニセモミジガイの胃腔内から採集しました。
タマガイ科の種は刺し網に生貝が掛かることはまずなく、トロールやドレッジが主な採集法なのですが、上手くいけば刺し網に掛かったヒトデから得られることがあります。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/02/25 23:24 ] 和歌山の貝 タマガイ科 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

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