潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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スイショウガイ

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Laevistrombus turturella (RÖDING, 1798) スイショウガイ
ソデボラ科 2013年7月 田辺市 江川 打ち上げ 66mm

模式産地:アンボイナ
分布:房総半島、九州西岸、奄美大島、沖縄県、熱帯西太平洋
   潮間帯下部〜水深10m 砂底

以前はcanarium LINNAEUS, 1758 サザナミスイショウガイの1型とされていましたが現在は別種として扱われています。
国内では有名な種の割りに生きたものを見る機会が少ないです。(友人に同じく田辺湾で生きたものを採集された方もいます。)

この標本は@メダカラさんから頂いた標本です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
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[ 2016/01/17 15:58 ] 和歌山の貝 ソデボラ科 | TB(0) | CM(0)

ヒナヅルガイ

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Casmaria erinacea (LINNAEUS, 1758) ヒナヅルガイ
トウカムリガイ科 2005年12月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深30m 54mm

模式産地:アンボイナ
分布:紀伊半島、四国、九州西岸、奄美大島、沖縄県、インド・西太平洋
   潮間帯下部〜水深30m 岩礁、サンゴ礁周辺の細砂底

オゴクダなどでは時化た後に生きたものも得られる事があるようですが和歌山では少ない貝です。
南西諸島から南では普通に見られますがとても良い貝だと思います。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

カタクチサンゴヤドリ

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elvirae.jpg
Coralliophila elvirae EMERSON & D’ ATTILIO, 1980 カタクチサンゴヤドリガイ
アクキガイ科 アクキガイ亜科  
 2006年3月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深50m 26mm
 1997年3月 南部一本松港揚がり 切目崎沖 エビ刺し網 水深80m 28mm

模式産地:フィリピン
分布:紀伊半島、フィリピン
   水深40〜150m 岩礁

通常は上図のような個体なのですが、更に深い場所(水深80〜120m)から得られるものは下図のように色も殻も薄くフタも小さく少し雰囲気が異なります。(同種か別種かは分かりません…)
あまり多い貝ではありません。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)

フシデサソリ

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Lambis scorpius (LINNAEUS, 1758) フシデサソリガイ
ソデボラ科 1996年1月 南部堺港揚がり 富田沖 エビ刺し網 水深30m 137mm

模式産地:フィリピン マクタン島
分布:紀伊半島、種子島、奄美大島、沖縄県、熱帯西太平洋、サモア
   潮間帯下部〜水深50m サンゴ礁の砂底

サソリガイと比べると少ない貝で、生きた個体も何度か確認しましたがボロボロ過ぎて持ち帰りませんでした。
(この個体はヤドカリ死殻です。)

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅰ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2016/01/03 15:16 ] 和歌山の貝 ソデボラ科 | TB(0) | CM(0)

マルフトコロ

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Euplica turturina (LAMARCK, 1822 in 1815-22) マルフトコロガイ
フトコロガイ科  2015年7月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 打ち上げ 11mm

模式産地:不詳
分布:房総半島、紀伊半島、四国、九州西岸、奄美大島、沖縄県、熱帯インド・西太平洋
   潮間帯下部〜水深20m 岩礫地、転石下

オゴクダなどでは普通に見られる貝ですが意外と良い標本を持ってませんでした;
刺し網でもたまに漁労屑に紛れて見つかります。
殻口の紫がおしゃれで、まんまるとした可愛い貝です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

ヒレイトカケガイ

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Epitonium neglectum (ADAMS & REEVE, 1850) ヒレイトカケガイ
イトカケガイ科  2004年5月 すさみ町沖 水深200〜300m トロール漁 12mm

模式産地:シナ海
分布:房総半島、紀伊半島、四国、山口県北部、九州、東シナ海
   水深50〜300m 砂底、細砂底

pallasi (KIENER, 1838) クワガタイトカケガイの亜種もしくは1型とされていますがとても違和感を感じています。
ここでは目録に従って別種として扱う事にします。(sutargateさんからの購入標本)

和歌山県ではこの標本が得られた産地で近年、トロール漁は行なわれていませんので県外船の操業によって得られた個体と思われます。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

カクレイシマテ

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Lithophaga erimitica KURODA & HABE in KURODA, HABE & OYAMA, 1971 カクレイシマテガイ
イガイ科 シギノハシガイ亜科 2006年2月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深30m 17mm

模式産地:相模湾
分布:房総半島、紀伊半島、瀬戸内海、四国、九州
   潮間帯下部〜水深20m 軟泥岩や石灰質の基質に穿孔

港には石サンゴ類や礫なども網に掛かった漁労屑として沢山捨てられていますが、それらにも良く見ると色んな貝が着いています。
穿孔性の貝もそんな中から多くの種を見い出すことができますので見落とせません。
本種は殻質の厚いフジツガイ類やウミギクガイ類、イシサンゴ類に穿孔しているのを良く見かけますが、珍しいフジツガイ類を得た時にこの種によって大きく穴を開けられていることが多々あり、がっかりする事があります。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
相模湾産貝類(解説:黒田徳米・波部忠重・大山 桂)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2015/12/13 16:46 ] 和歌山の貝 イガイ科 | TB(0) | CM(2)

ヒメアカガイ

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Anadara troscheli (DUNKER, 1882) ヒメアカガイ(シロクサルボウガイ)
フネガイ科 リュウキュウサルボウガイ亜科  2015年2月 白浜町藤島 打ち上げ 44mm

模式産地:日本
分布:陸奥湾・若狭湾、紀伊半島、愛媛県、高知県、九州(佐賀県、熊本県)、中国南部、ベトナム
   内湾 潮間帯下部 アマモ場の砂泥底

日本国内の他の多くの産地では1970年代に現生は消滅したと思われ、この標本も古いものが打ち上げられたと思われます。
(標本提供:@メダカラさん)
この種は同科のビョウブガイと同じく南シナ海と日本本土で隔離分布する種で、現在、田辺湾でも現存せず国内生息地は数カ所しかありません。

当地ではこの種は失われましたが、近縁の種で同様に南シナ海以南から知られる非常に興味深い種が近年、生貝で確認されています。
(種名は伏せさせて頂きます。)

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
干潟の絶滅危惧動物図鑑(日本ベントス学会編)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2015/12/13 16:35 ] 和歌山の貝 フネガイ科 | TB(0) | CM(0)

レーダーキヌヅツミ

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Phenacovolva rehderi CATE,1973 レーダーキヌヅツミガイ
ウミウサギガイ科 2015年11月 南部堺港揚がり エビ刺し網 33mm

模式産地:紀伊沖 水深27m
分布:房総半島、紀伊半島、南アフリカ
   水深27〜200m

本種は今まで数少ない報告しかされていない非常に稀な種の1つです。
subreflexa (A.ADAMS & REEVE,1848) ムラクモキヌヅツミガイに似ていますが殻色が淡い黄色で群雲模様が出ず、両端がオレンジ色に染まります。(殻の特徴も若干異なります。)
また滑層周縁部に黄色いラインが入ります。

しかし、実際の所はもしかしたらムラクモキヌヅツミの1型なのかも知れません。
キヌヅツミ類は特徴が少なく、分類が困難な種が多いです。

参考文献:
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS(Guido T. Poppe著)
ウミウサギ -生きている海のジュエリー(飯野 剛・監修:高田良二・生態写真:高重 博)
The living Ovulidae(Felix Lorenz, Dirk Fehse著)
大分県産貝類目録・図譜(濱田 保著)

ユキキヌヅツミ

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"Aclyvolva" gracillima (E. A. SMITH, 1901) ユキキヌヅツミガイ
  Syn: clara CATE, 1973
ウミウサギガイ科 2009年3月 南部堺港揚がり エビ刺し網 18mm

模式産地:南アフリカ ダーバン沖
分布:紀伊半島、沖縄県、フィリピン、ニューカレドニア、南アフリカ
   水深40〜230m ムチヤギ類上

前述のyoshioi (AZUMA & CATE, 1971) ヨシオキヌヅツミガイと非常によく似ていますが本種には中央に陵が出ず、老成すると外唇が波打つ場合があります。
通常はヨシオキヌヅツミと同じく白い個体が多いのですが稀に図の個体のように色づきます。
(HPの方でヨシオキヌヅツミとして2番目に紹介している個体は本種です。)

前種と同じくムチヤギ類をホストとします。

参考文献:
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS(Guido T. Poppe著)
ウミウサギ -生きている海のジュエリー(飯野 剛・監修:高田良二・生態写真:高重 博)
The living Ovulidae(Felix Lorenz, Dirk Fehse著)
大分県産貝類目録・図譜(濱田 保著)

プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

私の本
ウミウサギ 
-生きている海のジュエリー
コレクター目線とダイバー目線の両方からウミウサギの魅力を紹介した私の著書です。      ご覧頂ければ幸いです。    
カテゴリ
ナショナルジオグラフィック
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