潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
潮騒の宝箱 TOP > アサジガイ科

ヨセギザクラ

japonica11.jpg
japonica12.jpg
Iacra japonica A. ADAMS, 1864 ヨセギザクラガイ
アサジガイ科 2014年7月 串本町 上浦 打ち上げ 7mm

模式産地:日本
分布:房総半島、紀伊半島、四国、九州西岸、台湾
   潮間帯下部〜水深10m 砂泥底

オフ会時に採集しました。
奇麗な外洋向けの砂浜を好むようで上浦の打ち上げでは沢山見られます。

雰囲気はアサジガイ科の種というよりニッコウガイ科のオガタザクラなんかに似ています。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

シロバトガイ

lunella.jpg
Abra lunella (GOULD, 1861) シロバトガイ
  Syn: kanamarui KURODA, 1951、hakushatonensis NOMURA, 1933
アサジガイ科 2009年3月 由良町 白崎沖 水深70m マンガン漁 10mm

模式産地:シナ海
分布:房総半島・能登半島、駿河湾、紀伊半島、四国、瀬戸内海、九州、東シナ海、台湾
   水深10〜210m 砂泥底、細砂泥底

ニッコウガイ科のシラトリガイの仲間のような形をしていますがアサジガイ科の貝です。
瀬戸内海の浚渫の砂などからも多く見られます。
棲息水深の範囲が広いのは、低質が内湾では比較的浅い所であるのに対して外海では細かい泥質の低質が深い場所に移行するからだと思います。
波が洗い、海流の速い外海では浅所ではめの粗い低質になり、内湾の干潟と比較すると砂質の海岸ではとても生物層が貧困になります。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
Catalogue and bibliography of the marine shell bearing mollusca of Japan(肥後俊一・Paul Callomon・後藤芳央 共著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

コチョウシャクシガイ

cuspidariaeformis.jpg
Leptomya cuspidariaeformis HABE, 1952 コチョウシャクシガイ
アサジガイ科 2009年3月 由良町 白崎沖 水深70m マンガン漁 14mm

模式産地:相模湾
分布:房総半島、熊野灘、紀伊半島、富山湾、若狭湾、四国、瀬戸内海、九州西岸
   水深10〜500m 砂底、細砂底

シャクシガイとなっていますがシャクシガイの仲間ではなく、鰓の形状も全く異なり、こんな形ですがアサジガイ科の貝です。(学名は"シャクシガイの形をした"と言う意味だと思います。)
*近海産図の図版はこの貝ではありません。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
Catalogue and bibliography of the marine shell bearing mollusca of Japan(肥後俊一・Paul Callomon・後藤芳央 共著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

アサジガイ

zebuensis.jpg

Semele zebuensis (HANLEY, 1844) アサジガイ
  Syn: duplicata GOULD, 1861、gouldi TRYON, 1869、gratiosa REEVE, 1853
アサジガイ科 2003年2月 印南漁港揚がり 切目崎沖 水深50m 32mm

模式産地:フィリピン セブ島
分布:房総半島、紀伊半島、瀬戸内海、九州西岸、中国、東南アジア(フィリピン)
   水深10〜50m 細砂底

前2種と比べ同心板脈は明瞭で淡紅色の放射が美しいです。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
BIVALVES of AUSTRALIA Vol.1(KEVIN KAMPRELL・THORA WHITEHEAD著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅳ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

シワサメザラ

crenulata.jpg

Semele australis (G. B. SOWERBY I, 1833) シワサメザラガイ(シワサメザラモドキ)
  Syn: borbonica DESHAYES in MAILLARD, 1863、obscura DESHAYES in MAILLARD, 1863、
    tita DALL, BARTSCH & REHDER, 1938

アサジガイ科 2002年6月 白浜町 椿 見草崎 潮間帯下部 岩礁間の砂礫底 20mm

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、奄美大島、沖縄県、ハワイ諸島、ピトケアン諸島、タヒチ、クック諸島、
   オーストラリア(クイーンズランド州)、ニュージーランド、レユニオン島
   潮間帯下部 砂礫底

この貝も記載される事の少ない地味な貝です。
採った時は何なのかもぱっと思いつきませんでした;
Semele属は世界の温帯から熱帯域に広く分布し、特にアメリカ大陸西岸には多くの種が分布します。
(中南米周辺のものは大型で美しい種が多いです。)

参考文献:
続原色日本貝類図鑑(波部忠重著)
Catalogue and bibliography of the marine shell bearing mollusca of Japan
(肥後俊一・Paul Callomon・後藤芳央 共著 2001年)
BIVALVES of AUSTRALIA Vol.1(KEVIN KAMPRELL・THORA WHITEHEAD著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

サメザラガイモドキ

carnicolor.jpg

Semele carnicolor (HANLEY, 1845) サメザラガイモドキ
  Syn: concentricum NEVILL in LIÉNARD, 1877、jukesii REEVE, 1853、alveata GOULD, 1861、
    aspasia ANGAS, 1879

アサジガイ科 2011年7月 串本町 上浦 潮間帯下部 岩礁間の砂礫泥底 28mm

模式産地:フィリピン
分布:紀伊半島、四国、九州西岸、奄美大島、沖縄県、中国南部、東南アジア(フィリピン)、紅海
   潮間帯〜水深20m 砂礫底

オフ会の時に採集した標本で、干潮時に岩礁間にたまった砂利を熊手で掘ったら出て来ました。
沖縄の海の貝・陸の貝(久保弘文・黒住耐二共著)にも書かれていますが、こういった環境には意外と二枚貝が多く棲息します。
私の所有する日本近海産貝類図鑑の初版では本種の図版に誤ってScutarcopagia scobinata (LINNAEUS, 1758) サメザラガイの写真が使われています。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
沖縄の海の貝・陸の貝(久保弘文・黒住耐二共著)
決定版 生物大図鑑 貝類(奥谷喬司著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

私の本
ウミウサギ 
-生きている海のジュエリー
コレクター目線とダイバー目線の両方からウミウサギの魅力を紹介した私の著書です。      ご覧頂ければ幸いです。    
カテゴリ
ナショナルジオグラフィック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QR