潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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ムシロフデ

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Nebularia aurora DOHRN, 1861 form. floridula SOWERBY II & SOWERBY III, 1874 ムシロフデガイ
フデガイ科 2015年7月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 打ち上げ 21mm

模式産地:モーリシャス
分布:紀伊半島、奄美大島、沖縄県、フィリピン、モーリシャス
   潮間帯下部〜水深250m 岩礁、サンゴ礁、死サンゴの下

本種は中部太平洋(ハワイ諸島〜ポリネシア)に産するNebularia aurora DOHRN, 1861 オーロラフデガイの亜種もしくは1型とされます。
赤みの強い奇麗なフデガイです。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2015/08/30 18:24 ] 和歌山の貝 フデガイ科 | TB(0) | CM(0)

クロチュウカフデ

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Mitra hilli CERNOHORSKY, 1976 クロチュウカフデガイ (ヤナギシボリフデガイ、カイショフデガイ)
フデガイ科 1980年4月 南部堺港揚がり 南部沖 ヒラメ刺し網 71mm

模式産地:オーストラリア
分布:紀伊半島、四国(土佐沖)、九州西岸、台湾、中国南部、フィリピン、
   オーストラリア(クイーンズランド州)
   水深50〜200m 砂底

国内のフデガイの中ではとても珍しい種として古くから知られます。
近縁な種は深海性で珍しく大型種が多いです。

Mitra属はざっくりしていて、かなり大まかな分類郡だと思います。(本種とチョウセンフデが同属とは思い難い…)

この標本は友人の不如帰さんからの頂き物です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
原色圖鑑 世界の貝 SELECTED SHELLS OF THE WORLD Ⅰ
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅰ(GUIDO T. POPPE著)
[ 2015/06/07 18:46 ] 和歌山の貝 フデガイ科 | TB(0) | CM(0)

ヤグラフデ

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Subcancilla yagurai KIRA, 1959 ヤグラフデガイ
フデガイ科 2002年3月 南部堺港揚がり 白浜沖 水深120m ヒラメ刺し網 32mm

模式産地:四国太平洋岸 水深60〜350m
分布:紀伊半島、四国、フィリピン
   水深50〜120m 砂底、砂泥底

近海産図鑑では学名はinterlirata (REEVE, 1844)が当てられていますが模式図鑑を見る限り別種で同じものはフィリピン図鑑にも紹介されています。
学名はフィリピン図鑑と同様に近海産図鑑では異名となっているyagurai KIRA, 1959を使用するのが正しいのではないかと思います。

クマサカガイの殻上に死殻は良く見かけますが生きたものは少ないようです。
shikamai HABE, 1980 ワダツミイトマキフデガイは似た貝で生息域も重なりますが螺塔の高さや体層の割合などで区別できます。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
Catalogue and bibliography of the marine shell bearing mollusca of Japan
(肥後俊一・Paul Callomon・後藤芳央 共著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2015/04/19 17:35 ] 和歌山の貝 フデガイ科 | TB(0) | CM(0)

フデガイ

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"Mitra" inquinata (REEVE, 1844) フデガイ
  Syn: hanleyana DUNKER, 1877、wrighti CROSSE, 1878
フデガイ科 2004年3月 南部堺港揚がり 田辺湾内 エビ刺し網 水深30m 50.5mm

模式産地:日本
分布:房総半島・能登半島、紀伊半島、大阪湾、瀬戸内海、四国、九州、奄美大島、沖縄県、東シナ海、
   台湾、中国大陸南部
   水深10〜110m 砂泥底

フデガイの仲間と言えば外海の貝と言う印象が強いですが本種はやや内海の泥深い所を好むように思えます。
大阪湾や瀬戸内海の浚渫用の砂から採集した事もあります。
意外と生きた個体を見る機会が少ない貝です。

多くの文献でMitra属に入れられていますが、私は殻や模様の特徴からcasta (GMELIN, 1791) ゾウゲフデガイなどの仲間に近いのではないかと思っています。
この種群は以前はSwainsonia属に含められていましたが現在はScabricola属の異名とされています。
本種に非常に似て寸詰まりでずんぐりしたalbina (A. ADAMS, 1853)と言う種がフィリピンなどから知られています。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2015/02/01 16:50 ] 和歌山の貝 フデガイ科 | TB(0) | CM(0)

ツノイロチョウチンフデ

punctata21.jpg
Imbricaria punctata (SWAINSON, 1821) ツノイロチョウチンフデガイ
フデガイ科 2007年9月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 水深2m 16mm

模式産地:モーリシャス
分布:紀伊半島、奄美大島、沖縄県、フィリピン、グアム、ソシエテ諸島、フィジー、タヒチ、イースター島、
   オーストラリア(西オーストラリア)、モーリシャス
   外洋の潮間帯下部〜水深10m 岩礁・サンゴ礁上の砂溜まり

殻の手触りは蝋のようで、可愛らしいフデガイらしからぬフデガイです。
学名の"punctata"は斑点を意味すると思うのですが…どこからきたのかな?

生貝でも殻口がかなり荒れているのはこの浜での生息の厳しさを表してるような気がします。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/04/27 14:46 ] 和歌山の貝 フデガイ科 | TB(0) | CM(0)

ヒメヤタテ

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Strigatella auriculoides (REEVE, 1845) ヒメヤタテガイ
フデガイ科 2007年9月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 水深2m 14mm

模式産地:モーリシャス
分布:伊豆諸島・紀伊半島、九州西岸、奄美大島、沖縄県、ポリネシア、モーリシャス
   波当たりの強い潮間帯下部〜水深2m 岩礁、サンゴ礁のリーフエッジ、転石下

この標本を採集した時は珍しくべた凪でしたが、
オゴクダ浜は通常、波が強く流れも速くて慣れていない素潜りでは危険を伴います。
本種を採集したような場所では浅すぎるため波の影響が強くて転石がかなり困難でした。
(フィンが水面に出てしまうために波にあおられる)

近海産図鑑の図は本種ではないような気がします。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/04/27 14:33 ] 和歌山の貝 フデガイ科 | TB(0) | CM(0)

マユフデ

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Nebularia chrysalis (REEVE, 1844) マユフデガイ
  Syn: buryi (MELVILL & SYKES, 1899)
フデガイ科 2013年7月 串本町 有田錆浦 打ち上げ 15mm

模式産地:インドネシア アンボン東部
分布:紀伊半島、奄美大島、沖縄県、グアム、フィリピン、クック諸島、
   オーストラリア(クイーンズランド州)、紅海、タンザニア、マダガスカル
   潮間帯下部〜水深20m サンゴ礁、岩礁、転石下、死サンゴ下

オフ会時に採集した標本です。
この仲間は岩の隙間などにいるホシムシ類(星口動物門)を食べるというのを何かで読んだ事があります。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/04/02 22:21 ] 和歌山の貝 フデガイ科 | TB(0) | CM(0)

ケタセアラフデ

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"Neocancilla" kayae CERNOHORSKY 1978 ケタセアラフデガイ
フデガイ科  2003年4月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深70m 9.5mm
       2008年2月 南部堺港揚がり 白浜沖 水深80m ヒラメ刺し網 9mm

模式産地:ハワイ諸島沖
分布:紀伊半島、ハワイ諸島

紀伊半島とハワイ諸島だけから知られる小型でやや珍しいフデガイです。(私は今まで3度採集しただけ。)

Cernohorskyの元図とは少し雰囲気が異なりますが、日本産として記載されたカロモン氏の論文の図には合います。
ハワイ諸島産のものと比べて鮮やかなのも特徴です。
"ケタセ"とは日本産が採集された白浜沖のケタ瀬からきているようです。

本種をNeocancilla属に入れるのには少し疑問を感じます。

参考文献:
VENUS:ナツミオトメ(新種・新称)を含む日本新記録のフデガイ類(ターナー H.・カロモン ポール)
MONOGRAPHS OF MRINE MOLLUSCA No.4 The Mitridae of the World. Part 2(Walter O. Cernohorsky)
[ 2014/03/16 23:18 ] 和歌山の貝 フデガイ科 | TB(0) | CM(4)

トビイロフデ

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Nebularia proscissa (REEVE, 1844) トビイロフデガイ
  Syn: porcata REEVE, 1844)
フデガイ科 2002年10月 御坊市 名田町 上祓井戸 打ち上げ 21.5mm
      2008年7月 串本町 高富 オレンジハウス前 水深10m 19mm

模式産地:インド ボンベイ
分布:紀伊半島、四国(高知県)、奄美大島、沖縄県、中国南部、フィジー、オマーン
   潮間帯下部 岩礁、サンゴ礁、泥っぽい転石下

Nebularia属は現在はMitra属に含められていることが多いですが一応分けておきます。
この周辺の種は似た種が多いです。

下の写真も本種だと思うのですが…何か少し違うような?
ご存知の方おられましたらコメでも構いませんのでお知らせください。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/01/25 13:58 ] 和歌山の貝 フデガイ科 | TB(0) | CM(4)

イモフデガイ

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Pterygia dactylus (LINNAEUS, 1758) イモフデガイ
フデガイ科 2006年7月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 32mm

模式産地:アジア
分布:紀伊半島、奄美大島、沖縄県、フィリピン、インド洋東部
   潮間帯下部〜水深20m 砂礫間、サンゴ礁の細砂底、砂泥底

台風の接近で大荒れになったオフ会時に採集した生貝です。
多くの文献で紀伊半島以南になってますがkudamakiさんによるとこの当時では初記録ではないかというお話しでした。
いつも、ぎゃふんと言わされているkudamakiさんを珍しくぎゃふんと言わせた貝でした^ ^;

ちなみに南西諸島では珍しくなく、私も沖縄の名護で採集したことがあります。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/01/20 23:25 ] 和歌山の貝 フデガイ科 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

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ウミウサギ 
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コレクター目線とダイバー目線の両方からウミウサギの魅力を紹介した私の著書です。      ご覧頂ければ幸いです。    
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