潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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マルフトコロ

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Euplica turturina (LAMARCK, 1822 in 1815-22) マルフトコロガイ
フトコロガイ科  2015年7月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 打ち上げ 11mm

模式産地:不詳
分布:房総半島、紀伊半島、四国、九州西岸、奄美大島、沖縄県、熱帯インド・西太平洋
   潮間帯下部〜水深20m 岩礫地、転石下

オゴクダなどでは普通に見られる貝ですが意外と良い標本を持ってませんでした;
刺し網でもたまに漁労屑に紛れて見つかります。
殻口の紫がおしゃれで、まんまるとした可愛い貝です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

ヒメマルフトコロ

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Euplica borealis (PILSBRY, 1904) ヒメマルフトコロガイ
フトコロガイ科  2015年7月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 打ち上げ 7.5mm

模式産地:伊豆八丈島
分布:八丈島、紀伊半島、四国、沖縄県、奄美大島、沖縄県、フィリピン
   潮間帯下部〜水深20m 岩礁、サンゴ礁の海藻上、転石下

フトコロガイに似ますが小型で丸みのある貝です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

モザイクムギガイ(仮称)

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Mitrella maestratii MONSECOUR & MONSECOUR, 2011 モザイクムギガイ(仮称)
フトコロガイ科 2004年5月 南部堺港揚がり 切目崎沖 エビ刺し網 水深60m 7.5mm

模式産地:フィリピン バリカサグ 水深90〜98m
分布:紀伊半島、東シナ海、フィリピン
   水深60〜100m

漁労屑入れた篭の下の砂から採集した特徴がはっきりしてるのに名前分からなかった貝ですが、近年、新種として発表された種のようです。
四角形の模様が特徴です。(https://science.mnhn.fr/institution/mnhn/collection/im/item/2000-22857

似た種にspiralis MONSECOUR & MONSECOUR, 2011、brunnealineata MONSECOUR & MONSECOUR, 2011などがあります。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

クロフボサツ

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Anachis miser (G, B, SOWERBY,Ⅰ.1844 in 1842-87) form. nigromaculata (TOMLIN, 1915) クロフボサツガイ
フトコロガイ科 2008年7月 串本町 上浦 潮間帯下部 転石下 13mm

模式産地:不詳
分布:伊豆半島、八丈島、紀伊半島、奄美大島、沖縄県
   潮間帯下部〜水深20m 岩礁の海藻上、転石下

本州南岸から九州にかけて普通に産するmiser (G, B, SOWERBY,Ⅰ.1844 in 1842-87) ボサツガイの1型。
白色に体層の中央付近の螺肋上に黒褐色紋が出るのが特徴です。

Anachis属はインド・西太平洋域よりも東部太平洋(アメリカ大陸西岸)に多くの種があります。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

カゴメヌカボラ

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Clathranachis japonica (A. ADAMS, 1860) カゴメヌカボラ
フトコロガイ科 2004年12月 印南漁港揚がり 切目崎沖 エビ刺し網 水深40m 10mm

模式産地:山口県 見島沖
分布:房総半島・能登半島、紀伊半島、四国、九州、韓国、
   潮間帯下部〜水深100m 砂礫底

刺し網の漁労屑の中から普通に見つかります。
この仲間の中では異質な感じで、クダマキガイ類っぽい貝です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

ベニシワマツムシ

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Euplica ionida (DUCLOS, 1840 in 1835-40) ベニシワマツムシガイ
  Syn: amirantium SMITH, 1884、liocyma PILSBRY, 1904、scalpta REEVE, 1859、sigma BARNARD, 1959
フトコロガイ科  2003年12月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深30m 4.5mm

模式産地:アンダマン島
分布:房総半島、紀伊半島、四国、九州西岸、奄美大島、沖縄県、台湾、ハワイ諸島、フィリピン、紅海
   潮間帯下部〜水深30m 岩礫地、海藻上

打ち上げでも得られる可愛い貝です。
図に示したような薄紅色の個体が多いですが、ジクザグ模様をもつものなどバリエーションに富みます。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

ノミニナモドキ

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Zafra mitriformis A. ADAMS, 1860 ノミニナモドキ
  Syn: valdicosta HABE, 1960 ウネノミニナ、Mangelia yuraensis NOMURA & ZINBO, 1940 ユラツボ
フトコロガイ科 2014年7月 串本町 上浦 打ち上げ 5mm

模式産地:山口県 見島沖 水深113m
分布:房総半島・佐渡島、四国、九州
   潮間帯下部〜潮下帯 岩礁の海藻上

持ち帰った砂の中に沢山入ってました。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

ノミニナ

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Zafra pumila (DUNKER, 1860) ノミニナ
  Syn: gowllandi BRAZIER, 1874、minuscula GOULD, 1860 ヤサウネノミニナ
フトコロガイ科 2001年8月 白浜町 椿 黒崎 水深2m 4.8mm

模式産地:不詳
分布:三陸沿岸・佐渡島、紀伊半島、四国、九州、奄美大島、沖縄県
   潮間帯下部〜潮下帯 海藻上

この仲間は海藻や岩の上に付着するコケムシ類を餌にしてる種が多いです。
岩礁に生えているホンダワラ類の上に大量にいましたが、恐らくコケムシ類が着いていたのでしょう。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
I日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

カゲロウマツムシ

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Pyreneola semiplicata (SOWERBY, G. B. Ⅲ, 1894) カゲロウマツムシガイ
フトコロガイ科 2002年3月 印南漁港揚がり 切目崎沖 エビ刺し網 水深40m 6mm

模式産地:不詳
分布:房総半島・能登半島、相模湾、紀伊半島、四国、九州、中国大陸
   潮間帯下部〜水深40m 砂礫底

刺し網の漁労屑を入れた篭の下にたまった砂を持ち帰ると大量に出てきます。
なかなかおしゃれな模様で奇麗な貝です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

カナマルムギガイ

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Mitrella circumstriata (SCHEPMAN, 1911 in 1908-13) カナマルムギガイ
  Syn: kanamaruana KURODA, 1953
フトコロガイ科 2005年12月 南部堺港揚がり 南部沖 水深250m 深海はえ縄 11mm

模式産地:土佐湾 水深180m
分布:房総半島、紀伊半島、四国、九州、フィリピン
   水深100〜200m 砂底、砂礫底

深所から深海はえ縄に引っかかって来た沈木から得られました。
このような生態の同属の種はいくつか知られます。
稲妻模様の美しい種です。

Mitrella属は細かくいくつかの属に分けられていましたが、最近はまとめられることが多いです。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

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ウミウサギ 
-生きている海のジュエリー
コレクター目線とダイバー目線の両方からウミウサギの魅力を紹介した私の著書です。      ご覧頂ければ幸いです。    
カテゴリ
ナショナルジオグラフィック
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