潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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カクレイシマテ

erimitica.jpg
Lithophaga erimitica KURODA & HABE in KURODA, HABE & OYAMA, 1971 カクレイシマテガイ
イガイ科 シギノハシガイ亜科 2006年2月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深30m 17mm

模式産地:相模湾
分布:房総半島、紀伊半島、瀬戸内海、四国、九州
   潮間帯下部〜水深20m 軟泥岩や石灰質の基質に穿孔

港には石サンゴ類や礫なども網に掛かった漁労屑として沢山捨てられていますが、それらにも良く見ると色んな貝が着いています。
穿孔性の貝もそんな中から多くの種を見い出すことができますので見落とせません。
本種は殻質の厚いフジツガイ類やウミギクガイ類、イシサンゴ類に穿孔しているのを良く見かけますが、珍しいフジツガイ類を得た時にこの種によって大きく穴を開けられていることが多々あり、がっかりする事があります。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
相模湾産貝類(解説:黒田徳米・波部忠重・大山 桂)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
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[ 2015/12/13 16:46 ] 和歌山の貝 イガイ科 | TB(0) | CM(2)

コンゴウイシマテ

canalifera.jpg
Lithophaga canalifera (HANLEY, 1941) コンゴウイシマテガイ
イガイ科 シギノハシガイ亜科 2010年5月 串本町 上浦 潮間帯 18mm

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、奄美大島、沖縄県、台湾、フィリピン
   潮間帯下部〜水深20m 岩礁の砂岩に穿孔

和歌山ではかなり少ない貝だと思います。

kudamakiさんから頂いた標本です。

参考文献:
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅲ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2015/10/18 18:41 ] 和歌山の貝 イガイ科 | TB(0) | CM(0)

クジャクガイ

bilocularis.jpg
Septifer bilocularis (LINNAEUS, 1758) クジャクガイ
  Syn: pilosus REEVE, 1858 ミノクジャクガイ、subtriangularis TURTON, 1932、nicobaricus RÖDING, 1798、
     septulifer MENKE, 1830、kraussii KÜSTER, 1841、wiegmannii KÜSTER, 1841

イガイ科 イガイ亜科 2002年10月 御坊市 名田町 上祓井戸 23mm

模式産地:アジア
分布:房総半島・能登半島、紀伊半島、四国、九州、奄美大島、沖縄県、香港、フィリピン、インドネシア、
   オーストラリア(クイーンズランド州)、セーシェル諸島、紅海、タンザニア、モーリシャス、
   マダガスカル、モザンビーク
   潮間帯下部〜水深10m 岩礁

和歌山の沿岸の磯では普通に見られます。
国産の個体にpilosus REEVE, 1858 ミノクジャクガイと言う名がありますが現在は異名になっています。

本種は国産の個体ではほぼ同じ様な地味な色合いのものが多いですが海外では緑、青、黄、赤と非常に色彩変異が豊かで美しい種で"孔雀"と言う名が頷けます。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅲ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2015/10/18 18:28 ] 和歌山の貝 イガイ科 | TB(0) | CM(0)

イシマテ

curta.jpg
Lithophaga curta (LISCHKE, 1874) イシマテガイ(イシワリ)
イガイ科 シギノハシガイ亜科 2014年8月 有田市 矢櫃 水深5m 47mm

模式産地:東京湾
分布:陸奥湾・男鹿半島、東京湾、紀伊半島、四国、九州、台湾
   潮間帯下部〜水深20m 泥質や石灰質の基質に穿孔

その生態からイシワリ(石割り)、ヒミズ(日見ず)、見た目からカツブシガイなどの別名や地方名があります。
食用にすると二枚貝でもトップクラスの美味な貝らしいですが市場に流通する事はありません。

世界各地で近縁で大型の他種は食用に用いられ漁獲制限が設けられている地域もあります。
本種を含むシギノハシガイ亜科の多くの種は穿孔性の貝です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2015/04/19 16:37 ] 和歌山の貝 イガイ科 | TB(0) | CM(0)

アデヤカヒメイガイ(仮称)

cumingii.jpg
Septifer cumingii RÉCLUZ, 1849 アデヤカヒメイガイ(仮称)
  Syn: australis LASERON, 1956、bryanae (PILSBRY, 1921)
イガイ科 イガイ亜科 2003年12月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深60m 5mm、8mm

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、ハワイ諸島、オーストラリア(ニューサウスウェルズ州)、トルコ

やや深いところから得られ、以前から気になっていたのですが名前の分からなかった貝です。

色彩は変異に富み、同属のrudis DALL, BARTSCH & REHDER, 1938 アラヒメイガイに似ますが放射肋はずっと細かいです。
色々文献を確認したところ、これで成貝サイズのようです。
分布域はかなり広いようで、和歌山やハワイ諸島では深所から得られますがトルコ沿岸ではかなり浅いところで得られるようです。
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME ⅢのPL. 947の5はクジャクガイになっていますが本種と思われます。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅲ(GUIDO T. POPPE著)
HAWAIIAN MARINE SHELLS(E. ALISON KAY著)
BIVALVES of AUSTRALIA Vol.2(KEVIN KAMPRELL・THORA WHITEHEAD著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/12/16 00:31 ] 和歌山の貝 イガイ科 | TB(0) | CM(2)

オトヒメノユリカゴ

kuroharai.jpg
Exosiperna kuroharai (HABE, 1961) オトヒメノユリカゴ
イガイ科 キザミガイ亜科 2014年7月 串本町 上浦 打ち上げ 6mm

模式産地:土佐清水市沖 水深160〜300m
分布:紀伊半島、四国(土佐)、九州西岸
   水深150〜300m 礫底、砂底

オフ会時に採集しました。(現場で図の個体を、持ち帰った砂から更にもう1個体)
本来ならサンゴ網の貝というような印象の強い貝ですが、kudamakiさんも土浜の砂からも採集されているらしく、浅いところにも生息するようです。

種名は黒原和男氏に献名されたもので、小さいながら和名に恥じない美しい貝だと思います。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/08/20 22:28 ] 和歌山の貝 イガイ科 | TB(0) | CM(2)

ツヤガラス

elongatus.jpg
Jolya elongata (SWAINSON, 1821) ツヤガラス
  Syn: cuneiformis HANLEY, 1843
イガイ科 ヒバリガイ亜科 2009年3月 由良町 白崎沖 水深60m マンガン漁 82mm

模式産地:不詳
分布:北海道(函館湾)、陸奥湾・能登半島、紀伊半島、大阪湾、四国(土佐沖)、九州、台湾、中国南部、
   東南アジア
   水深10〜120m 砂底、泥底

軟質底に棲息するイガイ類は繭をつくって棲むものが多いです。
本種は大阪湾から紀伊水道にかけてみられますが多くはありません。
立派で美しい貝です。

Modiolus属に含められていた種は現在はModiolus属(ヒバリガイなど)、Modiolatus属(サザナミマクラなど)、Jolya属(ツヤガラスなど)の3属に分けられています。
北大西洋西部には本種似て120mmにもなるrectus (CONRAD, 1837) オオガラスノマクラガイが産します。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/04/15 23:44 ] 和歌山の貝 イガイ科 | TB(0) | CM(2)

シロインコ

excisus.jpg
Septifer excisus (WIEGMANN, 1837) シロインコガイ
  Syn: fuscus RÉCLUZ, 1848、troschelii DUNKER, 1853、vaughani DALL, BARTSCH & REHDER, 1938、
     siamensis CLESSIN, 1886

イガイ科 イガイ亜科 1995年9月 串本町 和深 雨嶋 タイドプール 31mm

模式産地:不詳
分布:房総半島、伊豆諸島、伊豆半島、紀伊半島、四国、九州西岸、奄美大島、沖縄県、中国、フィリピン、
   オーストラリア(クイーンズランド州)、タンザニア、マダガスカル
   潮間帯下部〜水深20m 岩礁

bilocularis (LINNAEUS, 1758) クジャクガイの様に群生はせず、多くない貝です。
結構、奇麗な貝だと思います。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/04/14 23:17 ] 和歌山の貝 イガイ科 | TB(0) | CM(0)

タマエガイ

cupreus1.jpg
cupreus2.jpg
Musculus cupreus (GOULD, 1861) タマエガイ
  Syn: quadrulus GOULD, 1861
イガイ科 タマエガイ亜科 2009年2月 南部堺港揚がり、富田沖 水深20m 29mm

模式産地:鹿児島
分布:北海道南部、佐渡島、三陸沿岸、紀伊半島、四国、九州、奄美大島、沖縄県、台湾
   潮間帯下部〜水深100m カラスボヤ等の被嚢中に棲息

この標本は本種にしてはかなり大型です。
本種はホヤ類(脊索動物門 尾索動物亜門 ホヤ綱)の被嚢中に棲息するという変わった生態をもつ種です。
下図を見て頂いても分かると思いますが、栄養とかを横取りする寄生ではないでしょうがホヤにとっては厄介者なのではないでしょうか?
*恐らくホヤはPolycarpa cryptocarpa (SLUITER, 1885) クロボヤではないかと思います。


cupreus3.jpg

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2014/03/09 23:30 ] 和歌山の貝 イガイ科 | TB(0) | CM(0)

ノジホトトギス

perfragilis.jpg

Arcuatula perfragilis (DUNKER, 1857)  ノジホトトギスガイ
  Syn: angusta CLESSIN, 1890
イガイ科 タマエガイ亜科 2009年4月 由良町 白崎沖 水深60m マンガン漁 24mm

模式産地:中国
分布:房総半島、紀伊半島、四国、九州、中国大陸
   水深20〜100m 砂泥底

本種はかなり光沢が強く、模様もふくらみもやや弱いホトトギスガイです。
(近海産図鑑のものは色変?)
湾口付近のやや深い水深に繭をつくって棲息します。
近似種、senhousia (BENSON, 1842) ホトトギスガイは殻が湾曲し模様がこく、更に内湾奥部の泥底を好み、本種よりも浅い干潟より出現し、japonica (DUNKER, 1857) ヤマホトトギスガイは本種よりも長細く模様が明瞭で内湾の浅い泥底に棲息します。
本来、Musculista属(YAMAMOTO & HABE, 1958)に含められていましたが、現在はArcuatula属( JOUSSEAUME in LAMY, 1919)の異名になっています。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
続原色日本貝類図鑑(波部忠重著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
[ 2013/10/11 00:24 ] 和歌山の貝 イガイ科 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

私の本
ウミウサギ 
-生きている海のジュエリー
コレクター目線とダイバー目線の両方からウミウサギの魅力を紹介した私の著書です。      ご覧頂ければ幸いです。    
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