潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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ワカカガミ

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Dosinia juvenilis (GMELIN, 1791) ワカカガミガイ
  Syn: eburnea RÖMER, 1860、excavata GMELIN, 1791
マルスダレガイ科  2014年7月 串本町 上浦 打ち上げ 9mm

模式産地:フィリピン
分布:紀伊半島、四国、九州、奄美大島、沖縄県、フィリピン
   潮間帯下部〜水深30m 砂底、細砂底

外海向けの奇麗な砂浜に生息します。
昔から好きな貝でしたが未だに両殻を手に入れられていません。
艶やかな殻表に明るい赤褐色の模様が出ます。

上浦の打ち上げでは時々見られますが多くはありません。
もう少し、大きな個体を所有していたのですが行方不明です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
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アケガイ

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Paphia vernicosa (GOULD, 1861) アケガイ (アワスダレガイ)
  Syn: greeffei DUNKER, 1877
マルスダレガイ科  2014年8月 和歌山市 片男波 打ち上げ 55mm

模式産地:北海道 函館
分布:北海道南部、紀伊半島、大阪湾、瀬戸内海、四国、九州、中国大陸
   潮間帯〜水深50m 砂底、細砂底

本種は食用になり、軟体は毒々しい色ですが美味しいらしいです。
瀬戸内海から大阪湾には珍しくない貝でこの仲間ではイヨスダレと共に内湾を好みますが、こちらは泥底ではなく砂底に生息します。
和歌山県内での生息地は北部に限られます。

この標本の産地、『片男波』は相撲部屋としても有名ですが、昔から歌人に愛された景勝の地です。
県内では有名な採集地の1つでしたが、現在は人口浜に変貌し見る影もありません。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

イヨスダレ

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Paphia undulata (BORN, 1778) イヨスダレガイ
  Syn: scordalus IREDALE, 1936、rimosa PHILIPPI, 1847
マルスダレガイ科
 1987年2月 那智勝浦町 浦神 採集法・深度不明 42mm
 2014年2月 有田市沖  トロール漁 水深70m 52mm

模式産地:不詳
分布:房総半島、男鹿半島、紀伊半島、瀬戸内海、四国、九州、朝鮮半島、中国沿岸、
   フィリピン、インドネシア、
   オーストラリア(ニューサウスウェルズ、クイーンズランド州〜西オーストラリア)、
   ペルシャ湾
   内湾 水深5〜30m 泥底

本種はかなり内湾奥深くの泥深い海域に生息します。
(この標本はkudamakiさんに頂いたものだっけかなぁ……ど忘れ^ ^;)
大阪湾など大型の内湾ではそれ程珍しくはありませんし、地域によっては本種を食用としていますが和歌山県では産地が限られると思います。

小学生の頃に大阪の淀川河口にかなり古い地層がむき出しになった場所があったのですが、そこで本種やイセシラガイ、バイ、エゾタマガイ、カズラガイなど今では大阪湾で見る事が難しくなった貝類の半化石を採集した事があります。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

シオヤガイ

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Anomalodiscus squamosa (LINNAEUS, 1758) シオヤガイ(オモイバ)
  Syn: roemeri DUNKER, 1860
マルスダレガイ科 2004年4月 田辺湾 瀧内 潮間帯 アマモ場 29mm

模式産地:アジア
分布:三重県(英虞湾)、紀伊半島、淡路島、四国南部、九州、中国南部、シンガポール、西オーストラリア、アンダマン海、インド西部
   内湾奥 潮間帯下部 泥底

本種は本来熱帯性の種ですが南西諸島には現在は生息せず化石のみの産出で、本土のものは温暖期に分布を北上させた時の遺存分布で北限隔離分布です。

本土の産地では希少になりつつありますが、この標本を採集した場所では多産していました。
この産地では過去に希少なAnadara troscheli (DUNKER, 1882) ヒメアカガイやPitar sulfreus PILSBRY, 1904 イオウハマグリなども見られたそうですが現在は絶滅したと思われます。
(それでも、ここでは記載できないようなとんでもないものも採集されています。)

以前、シンガポールのセントーサ島に旅行で行ったおりに、下水臭がするような海水浴場に沢山生息しているのを採集したことがあります。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
干潟の絶滅危惧動物図鑑(日本ベントス学会編)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

オキナワワスレ

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Sunetta langfordi (HABE, 1953) オキナワワスレガイ
マルスダレガイ科  2009年3月 由良町 白崎沖 マンガン漁 水深60m 13mm

模式産地:沖縄本島糸満沖
分布:紀伊半島、沖縄県
   水深5〜30m 砂底

A CATALOGUE OF MOLLUSCS OF WAKAYAMA PREFACTURE THE PROVINCE OF KII 補完版(小山安生著)によると上祓井戸の打ち上げでも記録があるようですが、この標本は北部の小型底引きで得られた砂の中から見つけました。
本土からの記録は珍しいようです。

参考文献:
A CATALOGUE OF MOLLUSCS OF WAKAYAMA PREFACTURE THE PROVINCE OF KII 補完版(小山安生著)
Catalogue and bibliography of the marine shell bearing mollusca of Japan(肥後俊一・Paul Callomon・後藤芳央 共著)
続原色日本貝類図鑑(波部忠重著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

サツマアサリ

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Antigona lamellaris SCHUMACHER, 1817 サツマアサリ
  Syn: lamarckii J. E. GRAY, 1838、nodulosa G. B. SOWERBY II, 1853、
     subrostrata BORY de SAINT-VINCENT, 1827
マルスダレガイ科  1999年1月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深30m 53mm

模式産地:不詳
分布:房総半島・島根県、紀伊半島、四国、九州、フィリピン、インドネシア、
   オーストラリア(クイーンズランド州〜北オーストラリア)、紅海、地中海(移入?)
   水深10〜50m 砂底

岩礁周辺の砂底に棲み、形状のせいもあってエビ刺し網には二枚貝にしては良く掛かって来ます。
表面も美しいですが内側は美しいサーモンピンク色をしています。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS Ⅳ(Guido T. Poppe著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

チョウセンハマグリ

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Meretrix lamarckii DESHAYES, 1853 チョウセンハマグリ
  Syn: fusca KOCH in PHILIPPI, 1845、morphina G. B. SOWERBY II, 1851、compressa RÖMER, 1866
マルスダレガイ科 1996年8月 串本町 上浦 潮間帯下部 59mm

模式産地:不詳
分布:鹿島灘・男鹿半島、房総半島、紀伊半島、四国(土佐)、九州、台湾、海南島、中国、フィリピン?
   外洋に面した潮間帯下部〜水深20m 砂底

外洋に面した延々と続くような大きな奇麗な砂浜に棲息します。
本種としては小型な標本ですが当地ではこの生貝を一度採集しただけです。
(打ち上げでは小さな半片は見かけますがどれぐらいいるのか分かりません。)
宮崎県とか能登半島とかでは10cm以上の大型の個体が見られるようで、昔は本種の殻を碁の白い碁石の材料にしてたようです。
四国の土佐清水大岐の浜では食用に採取すると地元の人に聞いた事があります。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

シラオガイ

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Circe scripta (LINNAEUS, 1758) シラオガイ
  Syn: personata DESHAYES, 1853、stutzeri DONOVAN, 1824、albida DESHAYES, 1853、
     fulgurata REEVE, 1863、oblonga DESHAYES, 1853、robillardi RÖMER, 1869、
     violacea SCHUMACHER, 1817

マルスダレガイ科  2004年4月 田辺湾 瀧内 潮間帯 岩礫泥底 34mm

模式産地:インド洋
分布:房総半島・能登半島、紀伊半島、瀬戸内海、日本海西部、四国、九州、沖縄県、フィリピン、
   紅海、タンザニア、マダガスカル
   潮間帯下部〜水深20m 粗砂底、アマモ場の砂底

内湾の干潟からやや潮通しの良い数十mまでの粗砂底に棲息します。(時折、エビ刺し網にも掛かって来ます。)
シラオガイ亜科の種、Circe属やGafrarium属の貝は生態的な変異が多いらしく多くの異名を持つ種が多いです。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

ホソスジイナミガイ

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Gafrarium pectinatum (LINNAEUS, 1758) ホソスジイナミガイ
  Syn: memkei JONAS, 1846 ?、pythinoides TENISON-WOODS, 1878、angulatum RÖDING, 1798、
     cardiodeum RÖDING, 1798、costatum RÖDING, 1798、depressum RÖDING, 1798

マルスダレガイ科 2010年7月 串本町 上浦 潮間帯下部 岩礁間の砂礫泥底 34mm

模式産地:アジア
分布:紀伊半島、四国、九州西岸、奄美大島、沖縄県、ツアモツ諸島、クック諸島、フィジー、インドネシア、
   紅海、タンザニア、セーシェル諸島、マダガスカル、地中海(移入)
   潮間帯中部〜水深20m 砂礫底

オフ会時に採集した標本です。
岩礫地の干潟には意外と二枚貝が豊富です。
tumidum RÖDING, 1798 アラスジケマンガイを本種の異名とする意見があります。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

ヒメスダレガイ

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Paphia exarata PHILIPPI, 1846 ヒメスダレガイ
マルスダレガイ科  2009年3月 日高町 日ノ岬沖 水深80m マンガン漁 41mm

模式産地:紅海
分布:房総半島、相模湾、紀伊半島、四国、九州、東シナ海、紅海
   水深10〜150m 砂底、砂泥底

紀伊水道や土佐入野沖などのやや深い砂底から底引き網で比較的普通に見られます。
本種の学名をphilippiana HUBER, 2010とする意見がありますがいまいち出所が分からずはっきりしないので従来通りの学名を使用します。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

私の本
ウミウサギ 
-生きている海のジュエリー
コレクター目線とダイバー目線の両方からウミウサギの魅力を紹介した私の著書です。      ご覧頂ければ幸いです。    
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