潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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相模湾産八放サンゴ類



相模湾産八放サンゴ類
東海大学出版会 今原幸光・岩瀬文人・並河 洋 著 2014年3月30日

ウミウサギ類のホストであるソフトコーラル類の本が出ました。
深海からの湧昇流の影響の大きい相模湾はソフトコーラルの宝庫。
かなり詳しいです。相模湾産のソフトコーラルがほぼ網羅されています。
ずっと詳しい本が欲しいと思っていましたので凄く嬉しい><;

The living Ovulidae

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The living Ovulidae
Felix Lorenz・Dirk Fehse 2009年

恐らくウミウサギ科の専門書としては初の大型本です。
著者は私の友人でもあるFelix Lorenz氏とウミウサギ類の研究家、Dirk Fehse氏。
ヨーロッパの学者にありがちなやや分け過ぎな感は否めませんが、素晴らしい内容の本です。

嬉しいのはLorenz氏とウミウサギ類について色々話していた事がそのまま反映されている部分が多い事と私や友人の標本の写真も多数載せられている事です。
中でもロバートソンツグチとサチコツグチの類縁性は氏と話していたもので、なし得なかった新属も提唱して下さいました。
氏には私の著書の時にも多大な協力、祝辞まで頂き本当に感謝しています。

生態写真も多く載せられていますので、皆さんも是非ご覧下さい。

鳥羽水族館 http://shop.aquarium.co.jp/
ConchBooks http://www.conchbooks.de

原色圖鑑 世界の貝

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原色圖鑑 世界の貝 SELECTED SHELLS OF THE WORLD Ⅰ・Ⅱ
鹿間時夫・掘越増興 1963年

かなり古い図鑑ですが解説部分にある貝にまつわる色々なエピソードや当時の情報はとても興味深く面白く、長い時を経た現在でも入手が困難にも関わらず人気があります。
2巻で構成されていて、1冊目は巻貝、2冊目は後鰓類、有肺類(カタツムリ)と二枚貝、追加種で構成されています。2冊目のはじめには未だ記載される前のベンガルイモがウミノサカエイモとして紹介されています。
主に鹿間時夫博士が収集された標本をメインに世界の貝を広く紹介していて、この本で和名のついた種類も少なくないです。ネーミングセンスも最近のものと違ってとても素晴らしく感じます。
(原色日本貝類図鑑の発刊から数年が経ち、この頃にはカラー写真の技術も向上したようです。)

私が貝殻を収集し始めたきっかけは幼少時に輸入冷凍タコの解凍工場で従業員の方から北西アフリカからタコと共にやってきたエキゾチックな貝殻を玩具代わりに頂いたことです。
当時は日本の貝の本を見ても何の仲間かもさっぱり分からないものが多かったですが、この本を知ってようやく何の仲間か知る事ができました。
ハッカイボラ、モロッコボラ、ハリアガイ、アデヤカヘリトリ…名前を知ったとき本当に嬉しかったものです。
この本は未だに読むとわくわくする楽しい本ですね。

かなり高価になっていますが、それだけの価値はあると私は思います。

鳥海書房 http://www9.ocn.ne.jp/~toriumi/
鳥羽水族館 http://shop.aquarium.co.jp/

日本及び周辺地域産軟体動物総目録

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日本及び周辺地域産軟体動物総目録
肥後俊一・後藤芳央 共著 1993年

この本も今でもとても役に立っています。
目録ですから図版はありませんが和名・学名を調べたり、分布を調べたり…
もう20年も経ていますから現状からはかなり違っているところもありますが、それでも何かを調べる時には外せない1冊です。
1973年に肥後俊一氏によって発刊された『日本列島周辺海産貝類総目録』の改訂版といったところでしょうか?
こちらは最初に図書館で初めて閲覧し、入手が難しかったので足しげく通ってノートに写したり、必要な部分をコピーに撮ってもらったりしたものです。(懐かしい…。未だにコピーは手元にあります。)
新たにこの本が出ると知った時は本当に楽しみで嬉しかったです。

原色日本貝類図鑑・続原色日本貝類図鑑

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原色日本貝類図鑑
 吉良哲明著 1959年
続原色日本貝類図鑑
 波部忠重著 1961年

日本産の代表的な貝類を紹介した図鑑
この2冊も長きに渡り私にとってバイブルでした。
いきなり、素晴らしい日本3名宝が図版で紹介されていて、
続刊はややマイナーな種を多く集めているため地味な感じがします。

当時はカラー写真の技術が進んでいなかったためモノクロ写真に一度水に濡らした標本を観察しながら色を着けたという凄く手間な手法で図版が制作されているため、実物と比べやや不自然なものもあります。
また、図版自体が小さく種の特徴が捉えきれていなかったり、面白いのはタカラガイの光沢を気にした断りがあります。(光沢も貝の特徴だから極端でなければ問題ないと思うのですが;)
*海外の書籍でもたまにタカラガイの光沢をわざわざ蝋を塗り付けて消しているものもあります。

日本の貝の図鑑の歴史を振り返るのにはとても重要な2冊です。
現在でもamazonや古書店などで、それほど高価でなく入手可能です。
初版から長い時を経ているため、途中何度も改訂されたりカバーが変更されたりしています。

Catalogue and bibliography of the marine shell bearing mollusca of Japan

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Catalogue and bibliography of the marine shell bearing mollusca of Japan
肥後俊一・Paul Callomon・後藤芳央 共著 2001年

日本近海産貝類図鑑の内容を補完的にまとめられた本です。
(表紙は特に本の名前や貝の絵柄はなく、内容は全て英語です。)
ただし、近海産と違って図版は全て模式標本で構成されており凄く役に立ちます。
部数限定で、しかもロットナンバーがついています(私のは174)。
現在は入手が困難かも知れませんが、ConchBooksなどには在庫があるようです。

ConchBooks http://www.conchbooks.de

日本の貝

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日本の貝
波部忠重著 1968年

私の幼少時のバイブルです^ ^
(初版は私が1歳の頃)
子供向けのガイドブック的な本ですがテラマチダカラなど日本3名宝や、当時の書籍では図版のほとんど載っていないクロユリダカラ(口側だけ)やブットウイモ、コブットウイモ、ヨモスガライモ、カワムラハデミナシなど日本を代表するイモガイ達も載せられています。
何よりも、故波部忠重先生の著書であるという事です。
1冊目は子供だったのでボロボロになってしまい、長く時を経て社会人になってから古書店で再び見つけ購入しました。
今でも時折、初心に戻り幼少時を懐かしく感じながら目を通しています。

MANUAL OF LIVING CONIDAE

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MANUAL OF LIVING CONIDAE VOLUME 1: INDE-PACIFIC REGION
Dieter Röckel, Werner Korn & Alan j. Kohn共著 1995年

西太平洋からインド洋西部にかけてのイモガイ類を紹介した大型図鑑です。
現在はもっと新しいイモガイ専門書が出ていると思いますが、
かなり詳しく網羅されていてバリエーションも多く載せていますので参考になると思います。
入手は恐らく困難になっていると思いますが、以下のサイトでなら入手は可能かも知れません。

鳥海書房 http://www9.ocn.ne.jp/~toriumi/
鳥羽水族館 http://shop.aquarium.co.jp/
ConchBooks http://www.conchbooks.de

日本近海産貝類図鑑

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この本が出た時はかなり感動したものです。
これまでどのような図鑑にも記載されなかったような種、種数を一気に載せられていたから。
もう十数年経ちかなり分類が進み、系統が異なったり、新種や新産種、淘汰された種も多く出て来ています。
まだまだこの1冊で多くの事を知る事が出来ますが、やや誤同定や写真の間違いが多く、数年前から囁かれている改訂版が待ち望まれるところであります。

前出のPHILIPPINE MARINE MOLLUSKSのように今度は、何冊かに分けて欲しいものです…
私のはもうボロボロ、背が割れて崩壊寸前です^ ^;


PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS

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ポッペ氏のフィリピン産の貝類図鑑です。(全4巻)
かなり充実した内容で写真も奇麗なのですが、やや誤同定が多いです。
それを差し引いても、日本の貝類には共通種も多くとても参考になると思います。
特に私のフィールドとする和歌山にはこの本で同定出来た日本新産種が沢山あります。










プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

私の本
ウミウサギ 
-生きている海のジュエリー
コレクター目線とダイバー目線の両方からウミウサギの魅力を紹介した私の著書です。      ご覧頂ければ幸いです。    
カテゴリ
ナショナルジオグラフィック
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