潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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ペルピルヨウラク

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Favartia pelepili D' ATTILIO & BERTSCH, 1980 ペルピルヨウラクガイ
アクキガイ科 ヒシヨウラクガイ亜科 
 2003年10月 印南漁港揚がり 切目崎沖 エビ刺し網 水深60m 32mm
 2003年12月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深60m 27mm

模式産地:フィリピン ボホール海峡 水深75〜100m
分布:駿河湾、紀伊半島、フィリピン
   水深40〜120m 岩礁

前述のアカネヨウラクと混乱していますが別種です。
(図をよく比較してみてください。)
近海産図鑑の図と学名は合っていますが和名はアカネヨウラクにすべきではないと思います。
本種は一様に褐色の貝でバリエーションはありません。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
世界海産貝類大図鑑(R. T. ABBOTT・S. P. DANCE:波部忠重・奥谷喬司訳)
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アカネヨウラク

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Favartia maculata (REEVE, 1845) アカネヨウラクガイ
アクキガイ科 ヒシヨウラクガイ亜科 
 2000年1月 印南漁港揚がり 切目崎沖 エビ刺し網 水深70m 29mm
 2005年12月 印南漁港揚がり 切目崎沖 エビ刺し網 水深70m 25mm
 2006年1月 印南漁港揚がり 切目崎沖 エビ刺し網 水深60m 25mm

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、フィリピン
   水深40〜200m 岩礁

アカネヨウラクと言う和名が最初に登場するのは恐らく原色圖鑑 世界の貝 SELECTED SHELLS OF THE WORLD Ⅱだと思いうのですが、そこには和歌山産のまさしく同じ貝が記載されています。
ですが、学名は誤って本来、アラレツブリに当てられるはずのbalteata (SOWERBY, 1841)になっています。
この種とpelepili D' ATTILIO & BERTSCH, 1980 ペルピルヨウラクガイが混乱している事が多いですが棘の出方や色彩が全く異なります。(ペルピルは一様に褐色なのに対し本種はバリエーションが豊富です。)
 *近海産図鑑のものはペルピルで学名も誤っています。
また、前述のdorothyae EMERSON & D' ATTILIO, 1979 ドロシーヨウラクガイやsalmonea MELVILL & STANDEN, 1899 ニクイロヨウラクガイを本種の異名としている事が多いですが似てはいますが別物だと思ってます。
"アカネヨウラク"と呼ばれる個体に上記の学名が使用されてますのでここではそれに従おうと思います。
 *近海産図鑑ではドロシーに本種の学名が当てられて、ポッペ本では本種とドロシーなどと図版がごっちゃになっています。

この仲間は繊細で美しい種が多く、多くの場合、状態のいい個体では機嫌の良い時の"ネコの尻尾"の様に水管が跳ね上がります。(図2枚目)
和歌山のやや深い刺し網では時々見られるペルピルと共にお馴染みの貝です。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
世界海産貝類大図鑑(R. T. ABBOTT・S. P. DANCE:波部忠重・奥谷喬司訳)

ドロシーヨウラク

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Favartia dorothyae EMERSON & D' ATTILIO, 1979 ドロシーヨウラクガイ
アクキガイ科 ヒシヨウラクガイ亜科 2006年7月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 打ち上げ 14mm

模式産地:フィリピン ボホール島
分布:紀伊半島、フィリピン
   潮間帯下部〜水深20m 岩礁

kudamakiさんはsp.としてdorothyae EMERSON & D' ATTILIO, 1979と分けられていますが、私は昔からこれが "ドロシーヨウラク" だと思っています。
また、最近はmaculata (REEVE, 1845) アカネヨウラクガイの異名として扱われていますが本種は螺塔が高く、殻表の棘や水管が短いなど別種ではないかと思っています。(アカネヨウラクは刺し網でやや深い場所から得られます。)

アカネヨウラクと同様に本種は色彩の変異に富みピンク色やオレンジ色のものもあります。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅱ(GUIDO T. POPPE著)
プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

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ナショナルジオグラフィック
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