潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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カテゴリー  [ マツワリダカラガイ科 ]

ムギツブダカラ

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Pseudocypraea adamsonii (SOWERBY,1832) ムギツブダカラガイ
  Syn: adansoniana STOLICZKA, 1868
マツワリダカラガイ科 2015年7月 串本町 潮岬 オゴクダ浜 打ち上げ 9mm

模式産地:フィリピン Capul島
分布:紀伊半島、九州西岸、奄美大島、沖縄県、フィリピン、フィジー、バヌアツ、タヒチ、
   ツアモツ諸島、ソシエテ諸島、マルケサス諸島、ソロモン諸島、ニューカレドニア、紅海、ケニア、
   モーリシャス、ガラパゴス諸島
   潮間帯下部〜水深150m 岩礁、サンゴ礁

オゴクダではお馴染みの貝ですが何故か私は自力で採集した事がありません^ ^;
この標本もオフ会時にkudamakiさんにその場で頂きました。

本種は見た目はタカラガイそっくりでウミウサギ類には見られない内唇歯があります。
東太平洋障害と言われ、アメリカ大陸西岸には対岸流の影響で太平洋の西側に広く生息する種の多くはハワイ諸島止まりで東太平洋には生息しません。ですが、その障壁を乗り越えて本種はガラパゴス諸島にまで生息する強者と言えます。
本種の国内での分布は過去の文献では相模湾からとなっていますが、これはexquisita PETUCH, 1979 ユウナムギツブダカラガイとの同定ミスによるものと思われます。(相模湾産貝類の図はこの種です。)

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

マツワリダカラ

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Pedicularia pacifica (PEASE, 1865) マツワリダカラガイ
  Syn: japonica DALL, 1891 ニッポンマツワリダカラ、stylastris HEDLEY, 1930 ボタンマツワリダカラ
マツワリダカラガイ科 2007年4月 南部堺港揚がり 切目崎沖 水深70m エビ刺し網 7mm

模式産地:ギルバート諸島
分布:銚子沖、伊豆半島、伊豆諸島、紀伊半島、四国、九州、奄美大島、沖縄県、フィリピン
   水深20〜200m サンゴモドキ類上

サンゴモドキの仲間さえあればごく浅い場所からも見られ、オゴクダや土浜の打ち上げでも得られますがやや深い場所の方が比較的よく見られます。(深い場所にサンゴモドキ類が多いため)
ウミウサギ類のように外套膜で覆われる事はなくホストに固着し、ホストの形状に殻口や色彩を合わせますが比較的自由に動く事もできるようです。

サンゴモドキ類はダメサンゴとも呼ばれ、本来の宝石サンゴや造礁サンゴ(珊瑚礁のサンゴ)とは同じ刺胞生物の中では全くグループを異にしヒドロ虫類、ヒドラや刺されると厄介なガヤ類に近い生物です。

マツワリダカラガイ科は場合によってはウミウサギガイ科の含まれることがあります。
熱帯太平洋東岸の名貝、Jenneria pustulata (LIGHTFOOT,1786) キノコダマガイやムギツブダカラの仲間を含む小さなグループです。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

私の本
ウミウサギ 
-生きている海のジュエリー
コレクター目線とダイバー目線の両方からウミウサギの魅力を紹介した私の著書です。      ご覧頂ければ幸いです。    
カテゴリ
ナショナルジオグラフィック
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