潮騒の宝箱

海の生き物が大好き、その中でも和歌山県で採集した大好きな貝類を中心に紹介しています。過去スレへのコメントも大歓迎です(=^ ^=)/
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ショウジョウガイ

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Spondylus regius (LINNAEUS, 1758) ショウジョウガイ
  Syn: cumingi SOWERBY, 1847 センニンショウジョウガイ
ウミギクガイ科 
  1999年3月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深40m 115mm(棘を含む)
  2009年1月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深30m 130mm(棘を含む)
  2009年1月 南部堺港揚がり 南部沖 エビ刺し網 水深30m 109mm(棘を含む)

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、九州西岸、奄美大島、沖縄県、フィリピン、インドネシア、オーストラリア北部、紅海
   水深5〜50m 岩礁

和歌山県の刺し網ではあまり珍しい貝ではありませんが完全な物は少ないです。

通常は2番目のような色彩の物が多く、老成すると棘は短くもしくは折れて無くなって行く物が多いようです。
本種の棘には2タイプあり、上2個体のような本体と同色で薄く波打つタイプと3番目の個体の様に白く太く頑丈な棘をもつタイプがあり、波打つタイプの若い個体をかつてはセンニンショウジョウガイと呼んで別種として扱っていました。(近海産図鑑では別種として扱っています。)

この仲間(ウミギク類)の棘は身を守るためではなく、恐らく付着生物を着きやすくするためのものと思われます。
本種の場合、清掃する前多くは棘が見えない程、海綿に覆われています。
また、その棘の間を住処とする貝や他生物も多く見受けられます。

ショウジョウガイの『猩々』とはオランウータンのことです。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
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ショウキウミギク

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Spondylus reesianus G. B. SOWERBY III, 1903 ショウキウミギクガイ
  Syn: serraticosta PRASHAD, 1932
ウミギクガイ科 2004年1月 南部一本松港揚がり 切目崎沖 エビ刺し網 水深60m 65mm(棘を除く)

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、九州西岸、インドネシア
   水深5〜60m 岩礁

linguaefelis SOWERBY, 1847 ネコジタウミギクガイに似た感じの非常に珍しい貝です。
("ネコジタ"は"linguaefelis"の直訳です。)
regius (LINNAEUS, 1758) ショウジョウガイの"猩々"とはオランウータンのことなんですがこちらの方がそのイメージに近いように思えます。

参考文献:
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

ウニメンガイ

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Spondylus versicolor SCHEIBERS, 1793 ウニメンガイ
  Syn: aurantius LAMARCK, 1819 コガネウミギクガイ
ウミギクガイ科 1997年1月 南部一本松港揚がり 切目崎沖 エビ刺し網 水深70m 79mm(棘を除く)

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、九州西岸、奄美大島、沖縄県、フィリピン、
   オーストラリア(グレートバリアリーフ〜クイーンズランド州)、セーシェル諸島、紅海
   潮間帯下部〜水深70m 岩礁

他のウミギク類と比べて本種は殻頂部を除く殻表全面に同サイズの棘が出るのが特徴です。
レンガ色っぽい色彩のことが多いです。
写真の個体にはCapulus spondylicola HABE, 1967 ウミギクカツラガイが縁辺付近に数個体寄生していました。
通常、もっと浅い場所から得られるのですがこの個体はやや深い海域から得られました。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅳ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)

カバトゲウミギク

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Spondylus butleri REEVE, 1856 カバトゲウミギクガイ
ウミギクガイ科 2009年1月 南部堺港揚がり 富田沖 エビ刺し網 水深30m 88mm(棘を除く)

模式産地:不詳
分布:紀伊半島、九州西岸、奄美大島、沖縄県、フィリピン
   潮間帯下部〜水深20m 岩礁

県南部ではsquamosus SCHREIBERS, 1793 ウミギクガイ(メンガイ・オモテガイ)よりも本種の方が多くなります。
(富田より南)
ウミギクガイ科の種は同種内でも変化が大きく同定が難しいですが慣れて来ると雰囲気で分かるようになります。
本種は殻の内面の縁辺部が黄色く色づくのが特徴です。

ウミギクガイ科の種はクリーニングが大変なのですが、根気よくやって美しく仕上がった標本を見ると疲れも癒えます。

参考文献:
日本近海産貝類図鑑(奥谷喬司編著)
PHILIPPINE MARINE MOLLUSKS VOLUME Ⅳ(GUIDO T. POPPE著)
日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後俊一・後藤芳央 共著)
プロフィール

Mozu

Author:Mozu
幼い頃から都会で育ち海への憧れは人一倍でした。思い出として残る貝殻が大好きです。              

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ナショナルジオグラフィック
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